【中学地理】中部地方の要点まとめ

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中学地理「中部地方」についてまとめています。中部地方に関して、地形、気候、工業、農業などにふれています。それでは、中学地理「中部地方」です。

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中部地方

中部地方の自然・地形解説図
中部地方の地形は、日本アルプスと呼ばれる三つの山脈があります。日本海側の北陸には、越後平野など平野が広がり、日本一長い川である信濃川が流れています。

中央高地は冬の寒さが厳しく、降水量は一年を通して少ないです。北陸は、北西の季節風の影響で雪が多く、太平洋側の東海は、冬でも温暖です。名古屋市は、名古屋大都市圏を中心として商業など第三次産業が盛んです。

中京工業地帯

自動車産業が柱で、愛知豊田市を中心に自動車産業盛んで、輸送機械工業の占める割合が高いです。自動車産業は、組み立て型の産業で部品を作る関連工業が集まっています。現在では、環境に優しいハイブリッド車の生産も広がっています。

  • 鉄鋼業・石油化学工場…伊勢湾沿いで盛んで、自動車の部品の原料も生産しています。
  • 航空機産業…大学との連携で航空機産業など先端技術産業の技術・開発が進められています。

東海工業地域

  • オートバイ・自動車…静岡県浜松市周辺に工場が集まっています。天竜川上流の木材を利用した、楽器の生産がもとになって発展しています。
  • 製紙・パルプ…富士市で盛ん。

東海地方の農業

  • 渥美(あつみ)半島…大規模な用水路が引かれていて、キャベツの栽培、ガラス温室やビニールハウスを使った菊・メロンなどの施設園芸農業が盛んです。価格の高い時期に出荷できます。
  • 静岡県…水はけの良い土地で茶、日当たりの良い傾斜地でみかんを栽培しています。外国産の果物との競争が激しくなり、品種の開発に取り組んでいます。

中央高地での産業

  • 甲府盆地・長野盆地…周辺に広がる扇状地では、かつて養蚕が盛んで、桑畑が広がっています。しかしながら、製紙業の衰退とともに、桑畑はなくなり、ぶどう、もも、りんごなどの果実栽培が中心となり観光農園も増えています。
  • 諏訪盆地…養蚕が盛んで、製糸業が発達しました。第二次世界大戦の空襲をさけて、東京から機械工業が移転し、精密機械工業が発達しました。近年は、中央自動車道の開通などにより、電気機械工業が進出しています。
  • 野辺山原(のべやまはら)…かつては、馬の牧場でした。最近は、レタス・キャベツ・白菜など涼しい夏に栽培しています。これにより、他の産地の野菜が少ない時期に出荷して、高く売れるからです。

レタスは一般に涼しい気候の時期に出荷されます。主産地である静岡や茨城は、秋から春に出荷しています。静岡や茨城などが出荷しない時期に、夏でも涼しい長野県などでは、抑制栽培によって、夏にレタスを栽培、出荷しています。主産地から出荷されないため、高い値段でレタスを売ることができます。

北陸の農業

雪との関わりが深いです。雪解けの水にめぐまれた北陸では、ダム・堤防・放水路の整備が進められた結果、米の単作(一毛作)が盛んになりました。新潟県魚沼で生産されるコシヒカリなどの銘柄米が高くを売れています。山間部では高齢化が進み、使われてない水田が増えています。

北陸の工業

冬の間の副業として、燕市の金属加工(洋食器)、鯖江(さばえ)市のメガネフレームのなどの地場産業が発達しています。中には伝統的工芸品の製造を見られます。雪解け水を水力発電や工業用水に利用しています。大量の電気をアルミニウム生産に利用しています。

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