【中学地理】ヨーロッパ州の要点まとめノート

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中学地理「ヨーロッパ州」についてまとめています。ヨーロッパ州に関して、地形、気候、農業、工業などにふれています。それでは、中学地理「ヨーロッパ州」です。

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ヨーロッパの地域

中学地理ヨーロッパ州のポイント
ヨーロッパは、ユーラシア大陸の西側にあります。アルプス山脈には約3000m級の山々がそびえていて、そこから地中海沿岸にかけて、火山、地震が多い山がちな地形が広がります。国際河川のライン川やドナウ川などの流れのゆるやかな河川の多くが運河で結ばれて、重要な交通路になっています。北部のスカンディナビア半島には、氷河に削られてできた湖や湾(リアス式海岸)が多いです。

ヨーロッパの気候

  • 大西洋・北海沿岸…暖流の北大西洋海流と年間を通して西から吹く偏西風の影響で、高緯度のわりに温暖な西岸海洋性気候が広がっています。
  • 地中海沿岸…夏は高温で乾燥し、冬は比較的雨が多い地中海性気候が見られます。
  • 東部の平原やスカンディナビア半島…寒冷で夏が短い亜寒帯の気候が広がります。
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ヨーロッパの文化

共通するのは、キリスト教の伝統がです。多くの地域で信仰されたキリスト教が美術や音楽などに影響を与え、クリスマスや復活祭などの行事が根づくなど精神的な支えになっています。

ヨーロッパの言語と民族

言語は、ゲルマン系、ラテン系、スラブ系に大別できます。キリスト教にも、カトリック、プロテスタント、正教会などの宗派の違いがあります。こうした言語、宗教、生活習慣などの違いによって形作られた民族の歴史、文化、伝統を人々を大切にしてきました。

ヨーロッパの歴史

世界進出と戦争の歴史があります。古代のギリシャやローマの文明が生まれ、古くから科学技術や産業が発達。15世紀から世界各地に進出し始め、のちにアフリカなどの植民地を作って国力の伸ばしていきました。二度の世界大戦のおもな戦場となって大きな被害が出ました。

  • 協力の動き…新たな戦争を防ぎ、力を増したアメリカ合衆国などの大国に対抗するため、ヨーロッパの国々で協力し合って発展を目指す動きが見られます。1967年に6か国で集まったヨーロッパ共同体(EC)が、1993年に欧州連合(EU)に発展。加盟国も増え、結びつきを強めています。
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ヨーロッパの農業

  • アルプス山脈より南…乾燥した夏にオレンジ、ぶどう、オリーブなど、湿潤な冬に小麦を栽培する地中海式農業がさかん。
  • アルプス山脈より北…豚、牛などの家畜の飼育と小麦、ライ麦などの麦類は家畜の餌にする作物の栽培を組み合わせた混合農業がさかん。

ヨーロッパの地中海式農業

夏に乾燥、冬に降水量が比較的多い地中海性気候の地域で行われています。オリーブやオレンジ、ぶどうは乾燥に強い植物なので、この地域で多く栽培されています。イタリアやフランス南部は、ぶどうを原料としたワインの生産やオリーブを作った料理で知られています。

ヨーロッパの混合農業

おもにヨーロッパ北部で行われている家畜の飼育と麦類の栽培を組み合わせた農業。

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ヨーロッパの工業

イギリス、フランス、ドイツなどは、世界で最初に工業が発達した地域です。第二次世界大戦後、アメリカ合衆国や日本に対抗するため、航空機などの各国が共同して開発、生産しています。近年は、医薬品や情報通信機器などの先端技術産業も成長しています。

EU

国境を自由に変えられる仕組みとしてEUがあります。EU統合による生活の変化し、加盟国間では、入手国の手続きをなくす取り組みが進められています。輸出・輸入の際、税金がかからず、資格や製品の規格も共通です。共通のお金ユーロも多くの国で導入され、 EU内で人々や商品の移動が自由になり、産業や生活の向上を目指します。

EUの課題とこれから

  • 地域内格差…東ヨーロッパ諸国など近年のEU加盟国は工業化が遅れ、所得が低い傾向があります。これらの国々がドイツやフランスで働きに来るため、ドイツやフランスでは失業者が増加。一方で、賃金の安い東ヨーロッパにドイツやフランスからの工業が移転する動きもあります。また EU加盟でユーロ導入を見送る国もあります。
  • EUと政治…EUは政治的を結びつきを強めています。しかし、加盟各国の考え方の違いもあります。
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ロシア

アジアとヨーロッパにまたがる広大な国がロシアです。国土面積は日本の145倍で東西の両端の時差は9時間です。大半が亜寒帯で、シベリアの冬は極寒です。

民族と歴史

ロシア人の他に100人以上の少数民族がいます。1990年代初めまでは、周辺地域とソビエト連邦との国が作り、アメリカ合衆国と並ぶ影響力を持っていました。

日本との経済と交流では、原油や天然ガスが豊富で、シベリアでは特に日本との共同開発も行われています。

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