【中学社会】公民の文章記述問題(入試・テストによく出る編)

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中学公民の記述問題対策問題・解説付(高校入試・テストによく出る編)です。

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中学公民の記述問題対策問題

次の問いに答えなさい。

(1)インターネットは、 商品を売買することができるなど便利である反面、問題も指摘されている。インターネットにおける問題点を1つ簡潔に書きなさい。

(2)内閣総理大臣と地方公共団体の首長は、それぞれの選ばれ方に違いがある。その違いを簡潔に書きなさい。

(3)内閣総理大臣の指名について、衆議院と参議院とが異なった指名の議決をした場合、どのような過程を経て、最終的な議決となるか説明しなさい。

(4)最近では、ごみを分別して回収する取り組みが積極的に行われている。この取り組みは、どのような目的で行われているか。簡潔に書きなさい。

(5)世界では、地球環境の保全が大きな課題となっている。1997年に開かれた地球温暖化防止京都会議で、日本などの先進工業諸国が地球温暖化防止のために求められたことを簡潔に書きなさい。

(6)国民主権とは何か「主権」の意味に注意して、簡潔に書きなさい。

(7)わが国の国会は、議員の任期や選出方法が異なる2つの議院により審議を行う二院制をとっている。二院制の長所を書きなさい。

(8)衆議院が参議院よりも国民の意思を反映しやすいといわれる理由を、「任期」と「解散」の2つの語句を用いて簡潔に書きなさい。

(9)国会と内閣の関係について、日本国憲法は議院内閣制を採用している。これはどのようなしくみか。「信任」 と「責任」という語句を使って簡潔に書きなさい。

(10)裁判の判決に不服があれば,上級の裁判所に控訴し、さらに上級の裁判所に上告できる。このように、1つの事件で3回まで裁判を求めることができるしくみを三審制という。この制度が設けられている理由を書きなさい。

(11)消費者は、訪問販売などで商品を購入した場合、クーリング・オフの制度を利用することができる。この制度について、「契約」と「一定の期間内」の2つの語句を用いて簡潔に説明しなさい。

(12)株式会社が、株式を発行して資金を調達することの利点を書きなさい。

(13)日本国憲法が国会が国権の最高機関であると規定されている理由を、「主権」の語句を使って書け。

(14)裁判所が、国会で制定された法律を審査するときは、どんな場合か簡潔に書け。

(15)製造物責任法(PL法)は、消費者が企業の過失を証明できなくても、企業側に何ができる法律か簡潔に書け。

(16)クーリング・オフ制度とは、商品を購入した場合に、購入者の権利として何ができる制度か簡潔に書け。

中学公民の記述問題対策問題の解答・解説

(1)プライバシー情報の流出
(解説)インターネット上には、多くの情報が集まってい る。そのため、行政機関や企業による個人情報の管 理がずさんであったり、利用者が無警戒に自分の個 人情報を入力したりすると、情報が流出してしまうことがある。また、特定の人をターゲットにして、その人のプライバシーをあばくような悪質な書き込みも少なくない。

(2)内閣総理大臣は国会の指名により選ばれるが、地方公共団体の首長は住民の選挙により選ばれる。
(解説)両者の選ばれ方の違いは、直接か間接かです。「地方公共団体の首長は住民の直接選挙によって選ばれる。他方、 内閣総理大臣は国会議員の中から国会によって指名される。その国会議員は、国民の選挙によって選出される。つまり、内閣総理大臣は問接的に国民によって選ばれるともいえる。最近では 内閣総理大臣も国民が直接選ぶべきだという考えから、「首相公選制」も主張されています。

(3)両院協議会で話し合うが、そこでも意見が一致しない場合は、衆議院の議決を国会の議決とする。
(解説)内閣総理大臣の指名では、衆議院の優越の原則から,両議院の議決が異なる場合には、衆議院の議決 が優先されます。

(4)リサイクルを進めるため。(資源を再利用するため。ごみの減量化をはかるため。)
(解説)資源の再利用をはかるためには、ごみが材質や用途ごとに分けられていた方が好都合です。最近は ごみの分別回収が広まり、きちんと分けないで捨て るのはマナー違反と見なされるようになった。その意味では、ごみの分別回収の目的は、すでに常識となっています。

(5)二酸化炭素などの排出量の削減。
(解説)京都会議では、先進工業諸国に二酸化炭素の排出量の削減が義務づけられたがその後、最大の排出 国のアメリカが離脱するなどの問題が生じた。

(6)国の政治のあり方を最終的に決定する権利は国民にあるということ。
(解説)「主権」には2つの側面がある。国内においては、国の政治のあり方を決める最終的な権利を意味します。日本国憲法は、この国民主権を、基本的人権の尊重、平和主義ととも に基本原則としてかかげている。

(7)国民のさまざまな意見を政治に反映することができ、また、慎重な審議ができる。
(解説)衆議院議員と参議院議員は、その選出方法が異なるので、両方の議院で審議することによって、より多様な意見を政治に反映することができる。また、民主主義は多少、非効率であっても、時間をかけた慎重な手続きを必要とする。

(8)衆議院は、参議院よりも任期が短く、解散もあるから。

(9)内閣は、国会の信任にもとづいて成立し、国会に対して責任を負うしくみ。

(10)裁判を慎重に行い、人権を守るため。

(11)消費者が契約を結んでも、一定の期間内であれば解除することができる制度

(12)多くの人々から出資してもらうことで、多額の資金を調達できること。

(13)国会は、主権をもつ国民から選ばれた代表者によって構成されているから。

(14)法律が憲法に違反している場合

(15)企業に損害賠償の責任を負わせる

(16)一定期間以内なら、無条件で契約の取消・撤回(解除)ができる制度

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