【中学理科】炭酸アンモニウムの熱分解についてまとめています。
炭酸アンモニウムの熱分解
炭酸アンモニウムの熱分解では、炭酸アンモニウムを加熱して、生じる気体を上方置換で捕集する。
- 炭酸アンモニウム→アンモニア+二酸化炭素+水
- 上方置換法…上方置換法で集める気体は、水に溶けやすく空気よりも軽い(密度が小さい)という性質があります。
アンモニアの発生の確認方法
- 捕集した気体に水を加えると、よくとけること、その水溶液を赤色リトマス紙につけると青くなることからアンモニアが発生したことがわかる。
- 炭酸アンモニウムを加熱しはじめると、すぐにアンモニ ア特有の刺激臭がすることからも、アンモニアが発生したことがわかる。
<アンモニアの性質>
- より軽い…空気の密度の約0.6倍。
- 刺激臭がある…粘膜を強く刺激するので、目、鼻。口に直接触れないようにする。
- 水によくとける…20°Cで、水1cm3に約760cm3とける。とけた水溶液はアルカリ性を示す。
- 塩化水素と反応して白煙を生じる…濃アンモニア水に、濃塩酸を近づけると、白煙が生じる。
二酸化炭素の発生の確認方法
捕集した気体に石灰水を加えると白くにこる。
<二酸化炭素の性質>
- 化学式…CO2
- 色や臭い…無色無臭
- 水への溶け方…少し溶ける 水に溶けると酸性の炭酸水になる
- 重さ…空気より重い
- 集め方…水上置換法か下方置換法
水の発生
加熱に用いた試験管の口付近にたまった液体を青色の塩化コバルト紙につけると赤くなる。
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