【高校入試対策】面接試験の要点まとめです。
面接試験の要点まとめ
「面接の形式」、「面接での過ごし方」、「当日本番で困った時に対処について」まとめています。
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面接の形式
面接の形式には、大きく3つあります。「個人面接」「グループ面接」「保護者同伴面接」です。
■ 個人面接
もっとも多い方法で、面接官は2~3人が一般的。時間は5分以下から10分以上までさまざまです。
面接官が何人いても必ず質問する先生に顔と視線を向けて、できるだけリラックスした気持ちで、ハキハキと正直に答えるのこtが大事です。
ポイントは、面接官が複数のときは、発問している先生を見るようにし、答えるときは、その発問した先生向けて解答するようにしましょう。
■ グループ面接
3~5人が一組で面接を受け、面接官は2~3人が一組で面接を受ける形式。
面接官は2~3人が普通ですが4、5人以上のときもある。時間はほとんどが10分以上となります。グループ面接では、他の受験生が話しているときでも、面接官たちは別の生徒の姿勢や態度も見ているので、自分の番でないからとだらけてはいけません。
討論形式をとる学校もある。自分の回答内容が、他の受験生と同じ場合があります。その場合は、「前の人と同じで、前の人と同じが…」などと一言添えるかたちで、自分なりの回答をすれば問題ありません。理由や具体例を自分なりのものにすれば大丈夫です。
■ 保護者同伴型
受験生とその保護者が一緒に面接を受ける。2~3人の面接官が 10分前後かけて実施するケースがほとんど。また、受験生と保護者が、別々に面接を受ける学校もあります。面接官の数は2~3人から4人以上と多い。時間は10分以上が多く、志望理由や家庭の教育方針などについて質問する。この場合は親子の答えがズレないように、あらかじめ打ち合わせておくことが必要です。
面接当日の心構えと過ごし方
- 早めに起床すること…家を出る2時間前には 起床することを心がけよう。
- 朝食をきちんととること…腹いっぱい食べないでほどよい量がおすすめです。
- 軽い体操をすること…首や手足を動かして身体をほぐしてみよう。
- トイレは必ず行くこと…ゆっくり入ってリラックス。
- テレビでニュースを見ること…交通状況など特別なことはないかなどをチェック。
- 身じたくは早めにすること…早め早めの準備が落ち着きを生みます。
■ 持ち物チェック
- 受験票はもったか。
- 集合時間・場所は確認したか。
- 筆記用具はそろっているか。
- お金(交通費など)は小銭も用意したか。
- ハンカチ・ちり紙はもったか。
- 生徒手帳はもったか。
- 弁当(指定された場合)はもったか。
- 上ばき(指定された場合)はもったか。
- 学校までの交通経路に不確かな点はないか。
- 身だしなみに問題点はないか。
■ 控室や待機中の過ごし方
1.待機中であっても、姿勢に気をつけましょう!
美しい姿勢は好印象を与える。 試験管に与える印象を大きく左右するものに姿勢があります。本人が気がついていない悪い姿勢は悪印象を与えますので、正しい姿勢の保ち方を知って、日頃から練習しておきましょう。
2.待機中であっても、表情も口角を上げてやわらかに
このことは面接の時でも同様で、あなたが自信のない表情で答えていれば、それが面接官にも伝わります。逆に、自信のあるさわやかな表情で答えていれば、面接官にもそれが伝わり、印象がよくなるに違いありません。話している時の表情は、実は大きな働きをするのです。
■ 控室や待機中の確認事項
- 指示された内容(順番・時間・場所)を忘れないこと。
- まわりの状況に注意しながら 静かに待つ。
- あれこれと気にしないで、「だいじょうぶだ」と自分に言いきかす。
- 席を離れて歩き回らないように。
- トイレに行きたいときは、係の人に言ってからにする。
- 緊張をほぐそうとして友だちとおしゃべりしたい気持ちはわかりますが、まわりの人の迷惑になるのでやめよう。
- 緊張をほぐしながらも、姿勢はきちんとしていること。
- ボタンやホックがはずれていないか確認する。
- 受験番号の確認をしておく。
- 足を組んだり、大きく股を広げて座るのは、みっともないのでやめよう。
- 先に面接が終わった友だちに話しかけて内容を聞いたりしてはいけない。
- いすをガタガタ動かしてみたり、あっちこっち見るなど落ち着かない行動はやめよう。
控え室や待機中も、面接の一部だと思って、ほどよい緊張感でいましょう。
面接本番で困ったときの対処法
面接試験本番では、緊張して声が出なくなったり、頭の中がまっ白になったときがあります。その対処法をまとめています。面接の先生は緊張するのはあたりまえと考え、あなたが質問にどう答えてくれるのかを待っている。ゆっくり深呼吸でもして、落ち着いてから話すよう心が得よう。
■ 同じことを言ってもいいか
グループ面接で、自分が言おうと思っていたことを、先に言われてしまったら?という場合ですが、答えがそれだけしかないのなら、私も同じですと答え、それに具体例をつけたしながら、理由を述べるとよいでしょう。
意見は、一緒ですが、理由や具体例が一緒というのは、ないでしょう。
■ 体調がすぐれないとき
本番中や本番直前に気分が悪くなったり、トイレに行きたくなったりしたら?という場合ですが、緊張や寒さから体調がくるって、吐き気がしたりトイレに行きたくなることはよくあることです。
試験監督や係員の人にそのことを告げて、トイレに行ったり、保健室に行ってかまいません。
■ 意見がないとき
聞かれた質問に対して、特に意見がないとき、正直に「特にありません」と言ったらマイナスになるか?ということですが、質問の内容によって違ってくる。
たとえば特技については 「特にない」でもよいですが、本校の受験の理由などでは「特にない」はダメである。本当にわからないとき以外は、できるだけ答える努力しましょう。
■嘘はありか
いい格好をしようとして、ウソの答えを言ってもいいか?ということですが、どんなことがあってもダメです。
面接の先生は毎年大勢の生徒を見ているベテランです。あなたの顔をよく見ながら話を聞いている。ウソを言っているかどうかはいくつかの質問でわかります。
■ 筆記試験が良ければ面接はダメでも大丈夫か
たとえば筆記試験が満点でも、面接で落ちることがあるか?ということですが、落ちることはあります。
面接があるということは、高校側はあなたの学力も知りたいが、人間性も知りたいということです。そこで面接を行って本校にふさわしいかどうかを調べる。あなたの態度やことばづかいが悪ければ合格にはしたくないというのが、高校側になりませんか。
■ 意見が食い違ったとき
保護者同伴での面接のとき、意見が食い違ってしまったら?の場合ですが、保護者ともども面接を行う狙いは、親子が同じ考え方で受験にのぞんでいるかをみることにあります。質問が予想される重要項目については、事前によく話し合っておくことが必要です。
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