【中学歴史】文明開化・殖産興業

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【中学歴史】文明開化についてまとめています。

文明開化

文明開化は、欧米の文化が取り入れられ、都市を中心として伝統的な生活が変化し始めたこと。

進む世界の一体化で、資本主義が発展し、イギリス、ドイツ、アメリカ、ロシア、フランスなど経済力などを背景に世界に進出。また、蒸気船や鉄道の発達で人や商品の動き、情報の伝達が活発化なる。北アメリカと東アジアを結ぶ太平洋横断航路の開設、アメリカで大陸横断鉄道の完成、地中海とインド洋を結ぶスエズ運河開通など世界を一周する交通ルートができる。

  • 神戸・横浜など開港地から新しい文化が広がる。
  • 役所・学校などで、レンガ造りの欧米風の建物が増える。
  • 道路には人力車・馬車が走り、ランプやガス灯がつけられる。
  • 洋服やコート、帽子が流行し、牛肉を食べることが広がる。
  • 太陽暦が採用され、1日24時間、1週間を7日となる。

新しい思想

近代思想を紹介したのが、福沢諭吉の「学問のすすめ」(人間の平等と民主主義)、中江兆民によるルソーの思想の紹介。自由民権運動とつながる。キリスト教の禁止が解かれ、信仰の自由が認められる。

日刊新聞や雑誌の発行で、新しい思想が広まる上で大きな役割を果たす。福沢諭吉の慶應義塾に、新島襄の同志社など私立学校の設立。

岩倉使節団

右大臣の岩倉具視を全権大使とする岩倉使節団を欧米に派遣。木戸孝允・大久保利通など政府の有力者のほぼ半数が参加。

目的は、不平等条約の改正でしたが、近代的な法制度が整っていないなどの理由で不成功に終わる。2年近くにわたって欧米の進んだ政治や産業、社会の情勢を体験する。帰国後日本の近代化を推し進める。

殖産興業と日本の関心

殖産興業は、近代的な産業を育てる政策。鉄道の開通や蒸気船の運行などの交通の整備。郵便制度や電子網の整備・富岡製糸場などの官営模範工場の建設。万国博覧会の参加(ジャポニズム)。

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