【中学理科】乾湿計の読み取りの要点まとめ・テスト対策問題です、
乾湿計の読み取り方
乾湿計は、温度計が2本1組になっている湿度
- 乾球…そのままの温度計
- 湿球…もう1本は球部が水にぬれ たガーゼなどの布に包まれている
湿球を包む布は、いつも水を含んでいるように、水の入った容器にひたされている。
乾球のほうは、ふつうの温度計と同じでそのときの気温が測定できる。これに対して湿球のほうは、ぬれた布から水分が蒸発し、そのとき球部のまわりから熱(蒸発熱)が奪われるので、湿球の示度はつねに乾球より低いか等しい。
湿度100%のときは、乾球と湿球の示度が等しくなる。湿球と乾球の示度の差は、空気が乾燥しているときほど水の蒸発が盛んで、蒸発熱がよく奪われるので、大きくなる。このような原理を利用して、乾球温度計と湿球温度計の示度の差と湿度表から湿度を求める。
乾球の示度(℃) | 乾球と湿球の示度の差(℃) | ||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | |
19 | 100 | 90 | 81 | 72 | 63 |
18 | 100 | 90 | 80 | 71 | 62 |
17 | 100 | 90 | 80 | 70 | 61 |
16 | 100 | 89 | 79 | 69 | 59 |
上の乾湿計を見ながら、乾球の示度18℃、湿球の示度16℃のときの気温と湿度を求めなさい。
- 気温…乾球湿度計の示度で表されるので、18℃が答えです。
- 湿度…乾球と湿球の示度の差は、18-16=2 湿度表から湿度は、80%が答えとなります。
【対策問題】乾湿計の練習問題
下の乾湿計を見ると、乾球が14℃、湿球が11℃を示していました。このときのときの気温は何℃か。また湿度は何%か。乾湿計を利用し求め
なさい。
解答
気温14℃ 湿度67%
気温14℃ 湿度67%
解説
乾湿計では、乾球の示度が気温を表します。よって、気温は14℃です。また、乾球の示度が14℃、湿球の示度が11℃で、乾球と湿度の示度の差が14-11=3だから、湿度は67%です。
乾湿計では、乾球の示度が気温を表します。よって、気温は14℃です。また、乾球の示度が14℃、湿球の示度が11℃で、乾球と湿度の示度の差が14-11=3だから、湿度は67%です。
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