【高校入試対策】中学理科の観察の仕方と観察の結果一覧です。
中1理科の観察一覧
植物の呼吸の観察
<手順>
- 空気にふくまれている酸素と二酸化炭素の体積の割合を気体検知管で調べる。
- ボリエチレンの袋に植物を入れて口を閉じ、数時間暗いところにおく。
- 袋の中の酸素と二酸化炭素の体積の割合を気体検知管で調べる。また、袋の中の空気を石灰水の中に押し出してしらべる。
<結果>
- 気体検知管で調べる…酸素の体積の割合は減り、二酸化炭素の体積の割合は増える。
- 石灰水で調べる。…石灰水が白くにごる。
<考察>
植物は、光があたらないとき、酸素を取り入れて、二酸化炭素を出している。
シダ植物の観察
<手順>
- 全体を観察する
- シダ植物の葉は緑色をしています。
- 葉の裏に胞子のうがあります。
- 葉の裏の胞子のうを乾燥させ、ルーペ(または、双眼実体顕微鏡)で観察する。
- 小さくて丸い形をした胞子が飛び出す。
<考察>
- シダ植物は、葉で光合成する。
- 地面から出た部分は、全部葉で、茎は地中にあります。
安山岩と花こう岩の観察
鉱物の大きさや形、集まり方から、つくりの違いを調べる。
<考察>
安山岩は、大きい鉱物が、粒のよく見えない部分の中に散らばって見える。花こう岩は同じぐらいの大きさの鉱物がきっちりと合わさっている。
地面の揺れの観察
<手順>
地震が発生してから各地で揺れはじめるまでの時間を20秒ごとに色を変えてぬる。
<結果>
色分けした境目を線で結んでいる。
<考察>
- 地面の揺れは、水面に広がる波紋のように、震源から四方に向けてほぼ同じ速さで広がっていく。
- 地震が発生してから揺れは始めるまでの時間は、震央からの距離が遠い地点ほど長くなります。
地層の観察
地層のつながりは、いくつかの露頭の観察やボーリングで得られた試料をもとに地層でつないでいくことで推定できます。
- ボーリング…機械で大地に穴を掘って、地層の試料を取り出すこと。この方法で詐取した試料をボーリング試料といいます。
- 柱状図…1枚1枚の層の重なり方を柱状に表したもの。
- かぎ層…火山灰の層のような、地層の広がりを知る上で目印となる層。
中2理科の観察
細胞のつくりの観察
細胞のつくり植物と動物の細胞を観察する実験です。
<手順>
- タマネギのりん茎の内側に切り込みを入れ、表皮をはがし、スライドガラスにa,bに1枚ずつのせる。
- aに水を1滴落として、カバーガラスをかぶせる。
- bに染色液(酢酸カーミン液など)を落として、3分間ほどおき、カバーガラスをかぶせる。
- 2枚のスライドガラスにオオカナダモを葉を1枚ずつのせ、2,3と同様にプレートパレードをつくる。
- ほかの内側を綿棒でこすりとり、綿棒を2枚のスライドガラスにこすりつけ、2,3と同様にプレパラートをつくる。
- 顕微鏡で観察し、スケッチする。
ザリガニの体のつくりの観察
<手順>
- 体のつくりを観察する。
- 運動の様子を観察する。
- えさの取り方を観察する。
<結果>
- 節のある足を曲げたり伸ばしたりして運動する。
- 複雑な作りの口から食物をとる。
イカの体のつくりの観察
<手順>
- 体のつくりを観察する。
- あしの数や形、ひれや目などを観察する。
- 外とう膜を切り開いて観察する。
<結果>
足には節がない吸盤がある。
中3理科の観察一覧
体細胞分裂の観察
- 体に変化が始まる。
- 核の中に染色体が見えてくる。
- 染色体は太く短くなって縦に2つに割れる。
- 染色体は両方に同じように分かれる。
- 染色体がかたまりになり、植物は間にしきりが、動物はくびれができる。
- 新しい2つの細胞になる。
太陽の表面の観察
<手順>
- 太陽投影板をとりつけた天体望遠鏡で、黒点の位置と形を記録紙にスケッチします。1週間くらい継続して観察記録をとります。
- 望遠鏡で直接太陽を見てはいけません。フィインダーのキャップをつけておきます。
<結果>
- 黒点は東から西へ移動します。
- 黒点は中央部から周辺部へ移動すると、縦長に見えるようにします。
<考察>
- 太陽は地球からみて、東から西へ自転しています。
- 太陽は球形です。
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