【中学理科】火山噴出物

【中学理科】火山噴出物についてまとめています。

火山噴出物

火山噴出物図解中学理科
マグマから気体成分がぬけ出したあとが穴になっているわけですから、マグマからできる火山噴出物には、火山灰、火山れき、マグマが火山弾、溶岩、軽石、水蒸気を主成分とする火山ガスなどがあります。火山の噴出物によって、火砕流が起こることもある。

  • 火砕流…火砕流は、火山の噴火によって生じた高温のガスと火山灰や軽石などの火山砕屑物が混ざり合って火山の斜面を急速に流下する現象

➊溶岩

マグマが地表に流れ出たもの、また、その流出したマグマが冷えて固まったもの。玄武岩、安山岩、流紋岩などの火山岩となる。

➋火山ガス

マグマにとけこんだ成分が気体として放出されたもの。90%以上が水蒸気(H2O)であるが、二酸化炭素(CO2)、二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)などもふくまれている。

➌火山砕屑物

火山の噴火にともない放出された溶岩以外の固体の物質を火山砕屑物という。

➍火山灰

直径2mm以下の粒。マグマが固まったものが爆発で細かく粉砕されたもので、鉱物や火山ガラスからなる。

➎軽石

空中にふき出されたマグマが空中で固まったもの。固まる前に火山ガスがぬけ出たためにできた 多数の穴があいている。白っぽいものを軽石、黒っぽいも のをスコリアという。

➏火山れき

溶岩の割れたかけらのこと。

➐火山弾

独特な外形をした溶岩のかたまり。空中にふき出されたマグマが空中で冷えて固まってできる。空気抵抗の影響で紡錘状になったり、表面だけが固まった状態で着地して表面に割れ目が入ったものなどがある。

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