【中学歴史】大航海時代についてまとめています。
大航海時代
十字軍の遠征以来アジアへの関心が高まり、マルコ=ボーロの『世界の記述』(東方見聞録)では、ヨーロッパ人の関心がより強まった。15世紀末から、「大航海時代」を迎えた。世界の一体化がはじまり、その結果、ヨーロッパの経済・社会も大きく変化した。16世紀には、ヨーロッパ各地に広まった宗教改革に対して、カトリック教会も内部革新に取り組んだ。 新大陸を征服したスペインは、16世紀後半に全盛期を迎えたが、その繁栄は長くは続かなかった。
ヨーロッパはアジアの物産を求めて、イスラム商人が貿易を行っていました。ポルトガルは、アジアの香辛料を手に入れようと、海路でインドまで進出しました。
新貿易路
アジアとの貿易のばく大な利益は、イスラムとイタリアの商人が独占していた。また、西アジアにおこったオスマン帝国は通過する商品に重税を課し、貿易品の価格が著しく上がったため、地中海を通らずにアジアへ行く航路が求められた。
スペインとポルトガルは、貿易による利益を手にいれ、財力を豊かにしようと、国王が新航路の開拓を国家事業として保護した。羅針盤・火薬の使用と、造船技術の発達により、安全な外洋航海が可能になった。また、正しい地理上の知識がえられるようになった。
バスコ=ダ=ガマ
アフリカ南端からインドに達する航路は、ポルトガルによって開拓がすすめられ、1498年にバスコ=ダ=ガマがイスラム教徒の水先案内人の助けをえてインド洋を横切り、インドに達した。
コロンブス
イタリア人のコロンブスは、大西洋から西まわりでもインドに達することができると考え、スペイン女王の援助をうけて大西洋を航し、1492年、アメリカの西インド諸島に到着した。
マゼラン
ポルトガル人のマゼランは、スペイン王の援助をうけ、南アメリカ南端の海峡をまわって、太平洋を横断した。彼は、フィリピンで住民と戦って死んだが、部下は1522年にスペインに帰り、史上はじめての世界一周に成功した。
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