中学国語「接続語」についてまとめています。
接続する語句
接続語は、文と文、段落と段落などをつなぐ働きをする語句。 例えば、「空が曇っている。だから、今夜は月を見られないだろう。」
順接
事柄が順当に進んだり、前の事柄を原因・理由とする事柄があとにきたりすることを表す。
- それで
- そこで
- だから
- すると
- したがって
- それゆえ
逆接
前の事柄とくいちがう逆の事柄があとにくることを表す。
- しかし
- けれども
- だが
- だけど
- でも
- ところが
並立・累加
前の事柄にあとの事柄を並べたり、付け加えたりすることを表す。
- また
- および
- そして
- それから
- しかも
- そのうえ
対比・選択
前の事柄とあとの事柄とを比べたり、どちらかを選んだりすることを表す。
- あるいは
- それとも
- または
- もしくは
説明
前の事柄についての説明や補足などを表す。
- つまり
- なぜなら
- ただし
- すなわち
- 要するに
- 例えば
転換
話題を変えることを表す。
- さて
- ところで
- ときに
- では
接続語の練習問題
次の( )に当てはまる言葉をあとから一つずつ選び、記号で答えなさい。
- この天候では、運動会を行うか、( )延期するか、迷うところだ。
- どうしても作品を完成させたい。( )、もう時間がない。
- 子供たちはだいぶ疲れていた。( )、休憩を取ることにした。
- 得意な英語を活かせる仕事に就きたいと思う。( )、通訳だ。
- あの店の魚は非常に安い。( )、とても新鮮だ。
- お話はよくわかりました。( )、出発の準備は大丈夫ですか。
ア そこで
イ 例えば
ウ ところで
エ それとも
オ そのうえ
カ けれども
接続語の解答・解説
- エ 「行うか」「延期するか」のどちらかを選ぼうとしているので、「対比・選択」の働きをする言葉が入る。
- カ 作品を完成するには時間がかかるが、もう時間がないという関係なので、「逆接」の働きをする言葉が入る。
- ア 前の事柄が原因・理由で、順当な結果があとにきているので、「順接」の働きをする言葉が入る。
- イ 「得意な英語を活かせる仕事」の例として「通訳」を挙げて補足しているので、「説明」の働きをする言葉が入る。
- オ 「安い」に「新鮮だ」を付け加えているので、「並立・累加」の働きをする言葉が入る。
- ウ 新しい話題に移っているので、「転換」の働きをする言葉が入る。
以上が、中学国語「接続語」となります。
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