中1数学「正の数・負の数」についてまとめています。中学生になって数学で最初に習うのが、正の数・負の数です。数についての名称、絶対値についての理解が大事な単元です。それでは、正の数・負の数の単元の学習をしていきましょう。
正の数・負の数とは
- 正の数…0より大きい数。正の符号+(プラス)をつけて表す。
- 負の数…0より小さい数。負の符号-(マイナス)をつけて表す。
- 整数…負の整数, 0, 正の整数。
- 自然数…正の整数。
正の数・負の数の注意点
- 0は正の数でも負の数でもない。
- 符号+(プラス)は、はぶくこともあるが、-(マイナス)をはがくことはできない。 [例]0より3大きい数は+3(または3)、0より7小さい数は-7と表す。
- たがいに反対の性質をもつと考えられる量は、一方を正の数、他方を負の数で表すことができる。[例]100gの増加を+100gと表すと、200gの減少は-200gと表される。
数直線と絶対値とは
- 原点…数直線で0に対応する点を原点という。原点の右側に正の数を、左側に負の数を対応させる。また、右の方向を正の向き、左の方向を負の向きという。
- 絶対値…数直線上で、ある数に対応する点から原点までの距離。正負の数から符号をとるとその数の絶対値に負の向きなる。[例]+3の絶対値は 3、-4の絶対値は4
絶対値
数直線上で、0からある数までの距離を、その数の絶対値といいます。
次の数の絶対値をいいなさい。
- +5の絶対値→5
- -3の絶対値→3
- -0.05の絶対値→0.05
- 絶対値が3になる数→+3, -3
- 絶対値が2以下の整数→-2, -1, 0, +1, +2
- 絶対値が2より小さい数をすべていいなさい。→-1, 0, +1
「以上・以下」は、その数も入る
「より大きい・より小さい」は、その数は入らない
「より大きい・より小さい」は、その数は入らない
数の大小と数直線
数直線上では、右にある数ほど大きく、左にある数ほど小さい。
- 正の数は0より大きく、負の数は0より小さい。
- 正の数は、絶対値が大きいほど大きい。
- 負の数は、絶対値が大きいほど小さい。
不等号
数の大小を表す記号。(小)<(大)、(大)>(小) [例]-3<+2(+2>-3とも書く)
- +3<+5
- +10>+2
- 3>-5
- -8<-4
正負の数の練習問題
問1.次の問いに答えなさい。
- 50 人増えたことを+50人と表すとき, 100人減ったことはどのように表せるか, 書きなさい。
- いまから1時間前を-1時間と表すとき, +3時間はどういうことを表しているか, 書きなさい。
- 70点を基準にして,75点を+5点と表したとき, 62 点はどのように表されるか, 書きなさい。
- 25°Cを基準にして, 27.3°Cを+2.3°Cと表すとき, 21.6°Cはどのように表せるか, 書きなさい。
問2.次のことがらを、正の数は負の数を用いて、負の数は正の数を用いていいかえなさい。
- + 300円の利益
- + 800円の収入
- +0.4kgの減少
- +6 を加える
- -5年前
問3 次の問いにあてはまる数を、次の中からすべて選びなさい。
+7/8 , 0, -5.4 ,+2, -3, +5.4, +5, -10, -1/4 ,7/8
- 0より5.4小さい数
- 負の分数
- 整数
- 自然数
- 負の数
- 正の数でも負の数でもない数
正負の数の解答
問1
- -100人
- いまから3時間後
- -8点
- -3.4°C
問2
- -300 円の損失
- -800円の支出
- -0.4 kg の増加
- -6をひく
- +5年後
問3
- -5.4
- -1/4
- +2, -3, +5, -10, -8, 0
- +2, +5,
- -8 -3, -10, -1/4, -5.4
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