「熱はどうやって伝わるの?」という疑問に答えるのが、中学理科で学ぶ「熱の伝わり方」の単元です。伝導・対流・放射という3つの伝わり方をしっかり区別できることが、定期テストや高校入試での得点アップのカギとなります。本記事では、それぞれの仕組みと違い、身の回りの例、そしてテストによく出るポイントをイラストや図とあわせてわかりやすくまとめました!
熱の伝わり方のポイント

熱は発生したところから、まわりに伝わっていく。
伝導
温度が異なる物体が接触しているとき、熱は高温な部分から低温な部分に伝わります。このような熱の伝わり方を伝導という。物体を加熱すると、熱は加熱した部分から順に遠くに伝わる。
対流
気体や液体などが移動して全体に熱が伝わることを対流という。熱を加えられた気体や液体は、熱を加えた部分が膨張し、密度が小さくなり上昇する。そこに、温度の低い部分が流れ込む。これをくり返して全体に熱が伝わる。
放射
物体は、物体の温度に応じて特定のエネルギーをもった電磁波を放出したり、他の物体から放出された電磁波を吸収したりすることで熱を伝える。このような熱の伝わり方を放射という。
熱の伝わり方のテスト対策問題
次の問いに答えなさい。
(1) 物体の中を高温の部分から低温の部分へと熱が伝わる現象を何というか。
(2) 液体や気体の状態で、あたためられた物質が移動して、全体に熱が伝わこる現象を何というか。
(3) 光源や熱源から空間をへだてて、はなれたところまで熱が伝わる現象を何というか。
(4) 次の【1電池(化学電池) 2 電灯 3 モーター4 太陽電池】の道具は、何エネルギーを何エネルギーに変換して利用しているか。あとのアーカから2つずつ選び、順に並べなさい。
エ:熱エネルギー オ:光エネルギー カ:化学エネルギー
(5) エネルギー全体の量が、エネルギーの変換の前後で一定に保たれることを何というか。
(6) 白熱電球とLED 電球では、どちらが変換効率が高いか。
熱の伝わり方のテスト対策問題の解答
(1) 伝導
(2) 対流
(3) 放射
(4) 1カ→ウ 2ウ→オ 3ウ→イ 4オ→ウ
(5) エネルギーの保存
(6) LED電球
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