【中学歴史】古墳時代の要点まとめノート

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中学歴史「大和政権と古墳時代」についてまとめています。大和政権と古墳時代に関して、大和政権、古墳文化、中国・朝鮮半島との交流、渡来人についてもふれています。それでは、中学歴史「大和政権と古墳時代」です。

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大和政権の発展

古墳と大和政権についてです。大和政権は、3世紀後半、奈良盆地を中心とする地域に王を中心として生まれた強力な勢力です。王や豪族を葬るために、大きな墓である古墳が作られました。

大和政権の支配の拡大にともない、前方後円墳などの古墳が全国各地に豪族によって作られます。

古墳時代

古墳が盛んに作られた6世紀末頃までの時代を古墳時代といいます。大仙古墳は、5世紀に作られた前方後円墳で世界最大級の墓。全長486mです。大阪府堺市にあります。

  • 前方後円墳の分布…前方後円墳が集中してるところは、有力な豪族がいたと考えられます。吉備(岡山県)や筑紫(福岡県)など大和政権に対抗した伝承を持つ地域もあります。

古墳文化

  • 古墳…表面に石が敷き詰められています。円筒型や人物、家屋、馬などの形をした土製の埴輪が置かれました。
  • 石室(死者をおさめた棺を置くための部屋)や棺…銅鏡、王、銅剣などの祭りの道具が、後には、かんむり、馬具、鉄製の武器や農具がおさめられました。

信仰と神話

  • 信仰…太陽神、水を支配するへびの神などの自然の神々、一族を守る神。
  • 神話や伝承…国のおこりや大和政権の王についての神話や伝承が形づくられます。のちにまとめられた神話などから、死後の世界についての考え方が知ることができます。

中国と朝鮮半島との交流

5世紀のアジアの勢力図

古墳時代の頃の中国

  • 南北朝時代…4世紀ごろから国内が分裂します。5世紀ごろから南北に分かれて、国々の対立が続きます。
  • 宋書(南朝の宋の歴史書)…倭の王が南朝の宋に度々使い送ったことが記されています。

古墳時代の頃の朝鮮半島

  • 紀元前後に起こった高句麗と4世紀頃に起こった百済、新羅の三国がたがいに勢力を失います。
  • 大和政権…百済や任那地域の国々と結んで、高句麗や新羅と戦います。

古墳時代の頃の日本

  • 5世紀には、大和政権の王は、九州地方から東北地方南部に至る各地の豪族を従え、大王と呼ばれていました。
  • 倭の王としての地位と朝鮮半島南部の軍事的な指揮権を中国の皇帝に認めてもらうため、倭の五王(5人の王)がたびたび使い送っていました。このことは、宋書に記されていています。

大陸文化を伝えた渡来人

渡来人は、朝鮮半島から日本列島に一族までまとまって、移り住んできた人々です。

<伝えたこと>

  • 鉄製の農具を広め、農業用の大きなため池を作る技術を伝えます。
  • 須恵器(高温で焼く、かたく黒っぽい土地)や上質の絹織物をつくる技術を伝えます。
  • 財政や政治面での活躍…朝廷の記録や外国への手紙の作成などにあたります。
  • 漢字や儒学を伝え、6世紀半ばには、仏教(釈迦)が開いた宗教を伝えました。

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