中学歴史「江戸時代の政治改革」

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中学歴史「江戸時代の政治改革」についてまとめています。江戸時代の政治改革に関して、外国との関係、化政文化、貨幣経済などにもふれています。それでは、中学歴史「江戸時代の政治改革」です。

享保の改革

享保の改革は、第8代将軍徳川吉宗が行った政治改革で、幕府の財政は一時的に立ち直ります。

  • 幕府は、財政難に苦します。そのため、武士に質素・倹約を命じます。
  • 参勤交代で江戸にいる機関を短縮。
  • 上米の制…米の献上
  • 人材を登用し、新田開発を進める。米の値段の安定に努めました。
  • 裁判の基準となる公事方御定書を定める。
  • 庶民の意見を聞く目安箱を設置する。
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貨幣経済の広がり

  • 長崎の貿易を制限。綿や綿織物の産物の国産化をはかりました。
  • 農民は、農具や肥料を購入し、農村に貨幣経済が広がります。小作人と地主から農民の間に貧富の差が拡大。
  • 問屋制家内工業と工場制手工業(マニュファクチュア)も成立。

百姓一揆と差別の強化

  • 百姓一揆…領主に年貢の軽減や不正を働く代官の交代などを要求。
  • 打ちこわし…都市で米の買い占めをした商人を襲う。
  • えた身分、ひにん身分の人々に対して、日常生活や服装でさらに統制。

田沼の政治と寛政の改革

田沼の政治

老中の田沼意次が行った政治。

  • 商工業者による株仲間を奨励。特権を与える代わりに営業税を徴収。
  • 長崎での貿易や俵物の輸出を拡大し、銅の専売制を実施。
  • 蝦夷地の調査。
  • 印旛沼(千葉県)の干拓。

商工業が活発になったが、賄賂が横行。凶作、天明の飢饉がおこり、各地で百姓一揆や打ちこわし。

寛政の改革

老中松平定信が行った政治改革。

  • 江戸に来ていた農民が故郷に帰し、倉を設けて米を蓄えさせる。
  • 湯島に昌平坂学問所を作り、朱子学以外の学問を教えることを禁じ、人材の登用を図る。
  • 倹約令
  • 旗本や御家人の借金を帳消し
  • 政治批判の禁止し、出版統制

対外関係

ロシアのラクスマンが根室に来航し通商を求める。レザノフに断りを入れる。北方探検も実施され、ロシアを警戒し、樺太(サハリン)を調査しました。

財政難に苦しむ諸藩

  • 藩札の発行。家臣の俸禄(ほうろく)を減らす。
  • 諸藩の改革…米沢藩(山形県)、熊本県は、特産物の生産を奨励し、専売制で財政の立て直しに成功。

新しい学問と化政文化

国学と蘭学

  • 国学…本居宣長は、日本古来の伝統を評価する古事記伝を著し大成。
  • 蘭学…杉田玄白が「解体新書」を出版し、オランダ語でヨーロッパの文化を研究する文学の基礎を築く。
  • 伊能忠敬…全国の湾岸線を測量し、正確な日本地図を作成。

化政文化

文化・文政年間の江戸を中心に庶民を担い手とする文化。

  • 歌舞伎…舞台や演目が工夫される。
  • 落語の寄席。
  • 大相撲の興行。
  • 浮世絵…鈴木春信が錦絵(多色刷りの版画)を始める。
  • 美人画の喜多川歌麿
  • 風景画の葛飾北斎(富嶽三十六景)、歌川(安藤)広重
  • 文芸…幕府の批判や世相を皮肉る川柳、狂歌、滑稽本が出版。十返舎一九(東海道中膝栗毛)
  • 長編小説…歌川馬琴(南総里見八犬伝)
  • 俳句…絵のような風景を表現する与謝蕪村。農村の素朴な感情を読む小林一茶。

教育の広がり

  • 私塾…大阪の医者である緒方洪庵の適塾。オランダ商館医者であるシーボルトの医学塾。
  • 藩校…武士に学問や武道を教えて、人材の育成を図る。
  • 寺子屋…町や農村にできる。「読み・書き・そろばん」などの実用的な知識を教える。

外国船の出現と天保の改革

異国船打払令

外国船が接近し、外国船が日本に通商を求める。幕府はこれに対し、1825年に異国船打払令を出す。

  • フェートン号事件…イギリス軍艦フェートン号がオランダ船をとらえるために長崎港に侵入する。
  • モリソン号事件…アメリカの商船モリソン号が、日本の漂流民を送り届け通商を要求。幕府はこれに対して砲撃します。

蛮社の獄

蘭学者の渡辺崋山と高野長英か外国船打払令を非難し厳しく処罰を受ける。

大塩の乱

天保の飢饉で多くの死者が出る。各地で百姓一揆、打ちこわし。大阪では、もと大阪町奉行所の役人の陽明学者の大塩平八郎が兵をあげる。岡山では渋染一揆(しぶぞめいっき)がおきる。

天保の改革

老中の水野忠邦が行った政治改革。2年余りで失敗。

  • 倹約令を出して、町人の派手な風俗を取り締まる。政治批判や風紀を乱す小説の出版を禁止。
  • 株仲間の解散を命令。江戸に出稼ぎに来ている農民を故郷の村に返す。
  • 異国船打払令を止め、寄港した外国船にまきや水を与えるように命じる一方、軍事力を強化。
  • 江戸や大阪の周辺を幕領にしようとする。大名や旗本の強い反発。

雄藩の成長

  • 薩摩藩(鹿児島)…黒砂糖の専売制や琉球を使った密貿易で経済力をつけました。
  • 肥前藩(佐賀県・長崎県)…陶磁器を専売制にしてヨーロッパに輸出。
  • 長州藩(山口県)…下関など領内の港で他藩の船に対する金融業を行う。

雄藩と呼ばれ政治的な発言力を持つようになりました。

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