中2理科「じん臓のつくりとしくみ」についてまとめています。じん臓は、血液から尿素などの不要物をこしとり、きれいにするわけですが、そのじん臓について詳しくみていきましょう。それでは、中2理科「じん臓のつくりとしくみ」です。
じん臓とは
細胞の活動によってできた不要物は、血液でじん臓に運ばれ、じん臓でこし出されて尿となり、ぼうこうにためられて、体外に排出されます。
じん臓のつくり
じん臓は、腹部の背中よりに1対ある尿の排出器官で、太い動脈と静脈がつながっています。これらの血管は、じん臓の中で枝分かれして毛細血管となり、複雑に入り組んだつくりをしています。また、じん臓から輸尿管が出ており、ぼうこうにつながっています。じん臓の内部は、外側から皮質、髄質、じんうの3つに部分に分かれています。
じん臓のはたらき
不要物をふくんだ血液は、じん動脈をへてじん臓の中の毛細血管に選ばれ、そのうすい壁を通して、不要物だけが水とともにじん臓の中へこし出されます。こうして尿がつくられます。尿は、輸尿管を通ってぼうこうにたまり、体外へ排出されます。
じん臓には、不要物を排出するはたらきのほかに、血液中に必要以上にふくまれている無機物(たとえば食塩)を排出して血液中の無機物の濃度を一定に保つはたらきや血液中の水分の量を一定に保つはたらきもあります。
尿
体内の細胞や組織でのうち呼吸で、タンパク質やアミノ酸が分解されると、アンモニアが生じます。アンモニアは体内にたまると有害なので、これを肝臓の中で尿素や尿酸という化合物に変えてから、排出器官に運んで排出するしくみになっています。
じん臓のまとめ
- 血液中の尿素などの不要物をこし取り尿として体外に排出する。
- 血液中の塩分濃度を調節する。
以上が、中2理科「じん臓のつくりとしくみ」です。
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