【中1理科】気体の発生と性質の要点まとめ

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【中1理科】気体の発生と性質の要点まとめです。身のまわりの気体である酸素、二酸化炭素、窒素。それからその他のいろいろな気体である、アンモニア、水素、塩素、塩化水素についてもまとめています。また、「気体の発生方法」「気体の集め方」もしっかり学習しておきましょう。

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身のまわりの気体

酸素にはものを燃やす性質があり、二酸化炭素は石灰水を広く濁らせ、水に溶ける性質があります。酸素や二酸化炭素を発生させるときは、活栓付きろうとを使う場合もあります。活栓付きろうとを使うことで、注ぐ液体の量を調節しながら反応させることができます。

気体の性質

色・におい 密度 水に対する溶け方 その他の性質
酸素 ない 1.33 溶けにくい ものを燃やすはたらきがある。空気の約1/5を占める。
二酸化炭素 ない 1.84 少し溶ける(水溶液は酸性) 石灰水を広く濁らせる。
窒素 ない 1.17 溶けにくい 燃えたり、ものを燃やしたりしない。空気の約4/5を占める。

気体の発生方法

  • 酸素…二酸化マンガンにうすい過酸化水素水(オキシドール)を加える。
  • 二酸化炭素…石灰石に塩酸を加える。
  • アンモニア…塩化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水を順に加える。
  • 水素…亜鉛にうすい塩酸を加える

ジャガイモや発泡入浴剤など、身のまわりの物質を使っても、酸素や二酸化炭素が得られます。

気体の集め方

気体の集め方(中学理科図)
水に溶けにくい気体は、水上置換法で集めます。集まった気体の体積がひと目でわかります。空気の混ざらない純粋な気体を集めることができるといった利点があります。

空気より密度が大きければ、下方置換法、空気より密度が小さければ上方置換法で集めます。

いろいろな気体

気体 におい 密度 水に対する溶け方 その他の性質
アンモニア ない 特有の刺激臭 0.72 非常に溶けやすい(水溶液はアルカリ性) 水でぬらした赤色リトマス紙を近づけると青色になる
水素 ない ない 0.08 溶けにくい 火をつけると爆発して燃え、水滴ができる
塩素 黄緑 特有の刺激臭 3.00 溶けやすい(水溶液は酸性) 漂白、殺菌作用
塩化水素 ない 特有の刺激臭 1.53 非常に溶けやすい(水溶液は酸性) 水でぬらした青色リトマス紙を近づけると赤色になる
  • 一酸化炭素…酸素が十分にない状態で有機物が燃えたとき発生。非常に有毒で、色もにおいもない。
  • 硫化水素…火山ガスや温泉にふくまれる腐卵臭をもつ有毒な気体。水に少し溶け酸性を示します。
  • 二酸化硫黄…硫黄をふくむ物質が燃えて発生。無色で刺激臭があり有毒。漂白剤や硫酸の原料になる。

アンモニアの噴水実験

<手順>

  • スポイトのゴム球をおして、水をフラスコの中に入れる。
  • 水が吸い上げられて、フラスコの中に赤色の噴水がみられる。

<考察>

  • フェノールフタレイン液は、酸性や中性の水溶液では無色だが、アルカリ性の水溶液では赤色に変化する。
  • アンモニアは水に非常に溶けやすい。

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