【中2理科】生物の進化の証拠の要点まとめノート

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中2理科「生物の進化・証拠」についてです。「生物の進化・証拠」に関して、生きている生物の歴史や進化の証拠についてまとめています。それでは、中2理科「生物の進化・証拠」です。

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生物の特徴や生活

生物の特徴や生活のしかたからわかることとして、体のしくみや生活のしかたから、次のように考えられます。

  • セキツイ動物…魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類の順に、水中の生活から陸上の生活に適したものになっている。

相同器官

ある生物が変化して別の生物が生じることをしめす証拠の1つであると考えられています。相同器官の中には、ヘビやクジラの後ろあしのように、はたらきを失い痕跡のみとなっているもの(痕跡器官)もあります。

見かけ上の形やはたらきがちがっていても、発生の起源や基本的構造が同じ器官を相同器官という。 ヒトの手、イヌの前肢、クジラの胸びれ、コウモリの翼は、形もはたらきも異なるが、これらの骨格を比較すると、基本的な構造は同じで共通の祖先から変化してきたものと考えられる。また、鳥の翼やワニの前肢を比較しても同様である。

  • 相同器官の存在は、それらの生物が共通の祖先から発生し、異なる環境に適応し、進化してきた結果と考えることができる。
相同器官のその他の例

  • 花弁がく、めしべ、おしべ、エンドウの巻きひげ、ウツボカズラの捕虫葉(いずれも葉が変化したもの)。
  • ヒトなどの肺と魚の浮きぶくろ。

相似器官

形やはたらきは似ているが、発生の起源が異なる場合は、相似器官という。

  • (例)鳥の翼(前肢)とチョウのはね(表皮)。ジャガイモのいも (茎)とサツマイモのいも (根)。

痕跡器官

祖先の生物では、はたらきをもっていたが、現在の動物では退化してはたらいておらず、痕跡しか残っていない器官を、痕跡器官といいます。

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進化の証拠

進化は、生物が、長い時間をかけて変化すること。

シソチョウ(始祖鳥)の化石

1億5千万年前の地層から発見された。羽毛や骨格についてハチュウ類と鳥類の両方の特徴を併せもつことことから、ハチュウ類と鳥類の中間の生物と考えられています。

シソチョウの特徴

  • ハチュウ類の特徴…口に歯がある、長い尾をもつ、つばさの先に爪がある。
  • 鳥類の特徴…体が羽毛に覆われている。前あしがつばさになっている。

以上の特徴をシソチョウはもちます。

セキツイ動物の化石

地層から発見される化石を調べると、化石が最初に出現する年代がホニュウ類、鳥類、ハチュウ類、両生類、魚類の順に古くなっていることがわかります。

現在生きている生物

  • シーラカンス…魚から両生類などの陸上生活をする動物が進化する初期の段階を現していると考えられます。
  • カモノハシ…ホニュウ類であるが卵生であり、進化の過程で生じた初期段階のホニュウ類と考えられています。

ダーウィンの進化の考え方

生物は多くの代を重ねる間に変化するもの、でその結果新しい種が生じてきたのではないかと考えた。

以上が、中2理科「生物の進化・証拠」となります。これまで習ってきた生物、植物の復習と合わせて学習とするといいでしょう。最近では、入試でもよく見られる単元の1つとなりました。

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