【中学理科】酸素と銅の化合実験についてまとめています。
酸化銅の実験
銅と酸素が化合するときの質量の割合を調べたり、銅を加熱したときの質量の変化を調べる実験です。
<手順>
- 銅の質量を0.40g、0.80g …とはかり、皿に広げて、全体の色が変化するまでよく加熱する。
- 皿が冷めてから質量をはかる。
- 薬ざしで、こぼさないようによくかき混ぜる。
- 質量の変化がなくなるまで1~3まで繰り返した後、2の質量から皿の質量を引いて、生成した酸化銅の質量を求める。また化合した酸素の質量を求める。
化合した酸素の質量=酸化銅の質量-銅の質量
<結果>
銅(g) | 0 | 0.40 | 0.80 | 1.20 | 1.60 | 2.00 |
生成した酸化銅の質量(g) | 0 | 0.50 | 1.00 | 1.50 | 2.00 | 2.50 |
化合した酸素の質量(g) | 0 | 0.10 | 0.20 | 0.30 | 0.40 | 0.50 |
<考察>
銅の質量と生成した酸化銅の質量及び銅の質量と化合した酸素の質量の関係をそれぞれグラフに表すとどちらも原点を通る直線になります。このことから次のことが言えます。
- 銅の質量と生成する酸化銅の質量は比例する。
- 銅の質量と化合する酸素の質量は比例する。
銅と加熱したときの質量
銅粉を加熱すると、化合する酸素の分だけ質量は増えるが、何回も加熱を繰り返すと質量は増えなくなります。
→一定量の銅と化合する酸素の量には限界がある。
●銅の質量と化合する酸素の質量の比
- 銅の質量:酸化銅の質量=4:5
- 銅の質量:酸素の質量=4:1
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