【中学地理】三大宗教の関わりについてまとめています。
三大宗教と生活・文化とのかかわり
世界には多くの宗教があり、生活や文化と深く結びついています。衣食住や生活習慣、季節的な行事や祭りと深い関係があるばかりでなく、人々の生き方、考え方にも影響を与えています。
仏教、キリスト教、イスラム教は、世界に分布しています。そのほか、一つの国や民族で信仰されているもの(インドのヒンドゥー教、日本の神道など)などがあります。
仏教
仏教は、東南アジアから東アジアにかけています。
日本で中国や朝鮮半島を通して伝わり、文化に大きな影響を与えています。寺院建築、仏像などの彫刻、絵画、文学など。
タイの仏教徒の男性は、一生に一度出家し、僧侶として修行を積むことで一人前とされます。町の人々は、毎朝、托鉢の僧侶に炊きたての米などをささげ、週一度は寺院でいのります。
キリスト教
キリスト教は、世界で最も多くの信者がいる宗教です。ヨーロッパから北アメリカ、南アメリカ、オセアニアなどに広がります。
クリスマスなどの行事や西暦などは、キリスト教に由来します。キリスト教は世界各国の人々の生活や文化に大きな影響を与えています。
アメリカ合衆国…都市にも、村にも教会があり、日曜日には祈りを捧げるため人々が集まります。食事の前に、神への祈り感謝へ祈りを捧げる人々もいます。クリスマスとイースター(復活祭=キリストの復活を祝う日)は、アメリカ合衆国最大の祝日です。
イスラム教
イスラム教の広がりは、聖地のメッカあるサウジアラビアなどの西アジアを中心に、アフリカ北部、中央アジア、東南アジアなどに広がります。
<イスラム教徒の習わしやきまり>
- 1日5回祈りを捧げます。
- 食事に左手は使いません。
- 豚肉は食べない。
- アルコールは飲まない。
- 買い物などの外出は男性が行います。
- 女性は、よそで肌を見せない。
など、決まりには、衣食住や結婚などに関するものが多く、イスラム教徒の生活に深く影響を与えています。
イランは、朝の生活は、いのりをよびかけるモスク寺院からの声で始まり、メッカに向かっていのりを捧げています。金曜日には、いのりのために、モスクに人々が集まります。
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