指示語が指す問題
指示語は、指示する語句で、具体的な名称の代わりに、物や場所を指し示す言葉です。
<例>
- この写真をみてください。
- あそこに見える建物が、東京タワーです。
- どちらへいけばいいのだろう。
指示語のはたらき
文をつなぐはたらきがあり、文中の語句や内容、文全体を差し出すことによって、前後の文をつなぐはたらきもします。
<例>机の上に写真があります。それは、家族で旅行したときのものです
指示語一覧
種類 | 事柄 | 場所 | 方向 | 状態 | 指定 |
---|---|---|---|---|---|
話し手の近く | これ | ここ | こちら/こっち | こんな/こう | この |
聞き手の近く | それ | そこ | そちら/そっち | そんな/そう | その |
話し手・聞き手から遠い | あれ | あそこ | あちら/あっち | あんな/ああ | あの |
表すものが不明 | どれ | どこ | どちら/どっち | どんな/どう | どの |
指示語の解き方
事後の内容は、原則として、指示語より前の文や段落の中からにあります。
- 文の初め…直前の文の中の語句や内容を指すことが多いです。
- 文の途中…同じ文の中の語句や内容を指すことが多いです。
指示内容をとらえる手順
- 指示語のある文を読み、前後関係から指示語が何を指しているかをつかみます。
(例)勉強にはやる気が必要だ。それがないと続かない。 - あてはまる内容を、指示語の「直前」でなければ、「それ以前」、それでもなければ「あと」の順序で探します。指示内容はたいてい指示語の前にあるが、あとにある場合もあります。
- 見つけた内容を指示語にあてはめて、文脈が通るかどうかを確かめる。
まとめ
- 段落の要点をつかむには、中心となる内容を述べた部分と、それを支える説明部分(具体例や理由など)とを読み分けます。
- 「たとえば」は、例示の接続語。要点をまとめるときは、筆者が最も言いたい内容を捉えるために、具体例やたとえをつかっている部分は除く。
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