【中学英文法】現在完了形の要点まとめ

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中学英語「現在完了形」についてまとめています。

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現在完了形の要点

現在完了形は、have[has]+過去分詞の語順で表すことができ、過去のできごとや状態が何らかの形で現在とつながりがあることを示します。用法として、(1)継続、(2)経験, (3)完了・結果の3つの用法があります。

継続を表す現在完了形

継続を表す現在完了形は、過去のある時点から現在まで「ずっと〜している」という意味を表します。

現在形:I live here now.(私は今ここに住んでいます。)
過去形:I lived here five years ago. (私はここに5年前に住んでいました。)
現在完了形:I have lived here for five years. (私はここに5年間ずっと住んでいます。)

※主語が3人称・単数のときはhasを使う。また、過去分詞の作り方は、不規則動詞を除き、過去形と同じ。時の流れとして、過去に始まった動作・状態が現在も続いている状態。

継続を表す現在完了形でよく使われる語句
【1】since ~(~以来)
She has been sick since last week. (訳:彼女は先週からずっと病気です。)

【2】for ~(~の間)
I have lived here for five years. (訳:私はここに5年間住んでいます。)

【3】How long ~?(どのくらいの間~)
How long has she used this desk? (訳:彼女はこの机をどのくらいの間使っていますか。)

■ 現在完了形の否定文
否定文は、have [has]の後ろにnotを置いて作ります。
肯定文:He has lived here since 2000. (彼は 2000年からここに住んでいます。)
否定文:He has not lived here since 2000. (彼は 2000年からここに住んでいません。)

■ 現在完了形の疑問文
疑問文は、have[has]を主語の前に出して作る。答えの文でもhave[has]を用いる。
疑問文:Has he lived here since 2000 (彼は2000 年からここに住んでいますか。)
答え方:Yes, he has. /No, he hasn’t. (はい、住んでいます。/ いいえ、住んでいません。)

どのくらい(の期間)~していますか?とたずねるときは、「How long have [has] +主語+過去分詞 ~?」の語順となります。
期間を尋ねる疑問文:How long has she used this desk? (彼女はこの机をどのくらいの間使っていますか。)

【応用】「〜が亡くなって~年になる」の言い方
He has been dead for five years. (彼が亡くなって5年になります。)
= It is[has been] five years since he died
= Five years have passed since he died.

経験を表す現在完了形

経験は、過去のある時点で何かをしたことが、現在にも生きているというニュアンスがあります。完了、継続と同様、have+過去分詞形が基本となります。経験を表す現在完了形「(今までに)~したことがある」という、現在までの経験を表します。

■ 経験を表す現在完了形でよく使われる語句
have[has]と過去分詞の間に置く語ever([疑問文で]今までに) 、never(一度も〜ない)、often(しばしば)
I have never read this book. (訳:私はこの本を一度も読んだことがありません。)

文尾に置く語once(1回) 、twice(2回)、~times(~回)、many times(何度) several times(数回)、before(以前)
I have visited London three times. (訳:私はロンドンを3回訪れたことがあります。)
We have met him before. (訳:私たちは以前彼に会ったことがあります。)

文頭に置く語How many times ~? / How often ~?(何回~)
How many times has Ken visited Nara? (訳:ケンは何回奈良を訪れたことがありますか。)

■ 経験を表す現在完了形の否定文
否定文は、never(一度も〜ない)を使うことが多い。
I have never climbed Mt. Fuji. (訳:私は富士山に一度も登ったことがありません。)

■ 経験を表す現在完了形の疑問文
疑問文は、ever(今までに)を使うことが多い。
Have you ever climbed Mt. Fuji? (訳;あなたは今までに富士山に登ったことがありますか。)
– Yes, I have. / No, I haven’t. (訳:はい、あります。/ いいえ、ありません。)

■ 回数や頻度をたずねる疑問文
How many times ~?How often ~? を使う。
How many times has Ken visited Nara? (ケンは何回奈良を訪れたことがありますか。)

【応用】have been toとhave gone to

have [has] been to ~「~へ行ったことがある」(経験)と「~へ行ってきたところだ」(完了)の2通りの意味を表します。have [has] gone to ~「~へ行ってしまった(今、ここにいない)」(完了・結果)という意味を表します

  • She has been to New York once. 彼女は1度ニューヨークへ行ったことがあります。
  • She has just been to the station. 彼女はちょうど駅へ行ってきたところです。
  • She has gone to New York.彼女はニューヨークへ行ってしまいました。

完了・結果を表す現在完了形

完了・結果を表す現在完了形は、「(ちょうど)~したところだ」,「〜してしまった」のように、現在までにある動作が完了していることや、「~して…だ」のように、その動作の結果を表します。

  • I have just arrived here. (私はちょうどここに着いたところです。)
  • She has already read the book. (彼女はもうその本を読んでしまいました。)

などと表します。

注意点
have gone to 〜は「~へ行ってしまった(今, ここにいない)」という意味を表します。
He has gone to London. (彼はロンドンへ行ってしまいました。)
= He went to London. So he isn’t here now.

■ 完了・結果を表す現在完了形でよく使われる語句
just(ちょうど、たった今) already(もう、すでに) yet(否定文で「まだ」、疑問文で「もう」)
I have just finished my homework. (訳:私は、ちょうど宿題を終えたところです。)
We have already eaten lunch. (訳:私たちはもう昼食を食べてしまいました。)

■ 完了・結果を表す現在完了形の否定文・疑問文
yet は否定文では「まだ」, 疑問文では「もう」という意味を表します。

  • 肯定文:She has already come home.(彼女はもう家に帰りました。)
  • 否定文:She hasn’t come home yet. (彼女はまだ家に帰っていません。)
  • 疑問文:Has she come home yet ? (彼女はもう家に帰ってきましたか。)

肯定文の already は、否定文・疑問文では yet にかわる。それぞれの位置にも注意が必要。

現在完了形の文に用いない語句

現在完了形は、過去と結びつけながら現在の状況を述べるので、明らかに過去を表す語句を単独で用いることはできない。

<使用できない語>
yesterday(きのう)just now(たった今) last 〜(この前の~)~ ago(~前) when(いつ)など。注意点としては、Since yesterday のように since を伴う場合は用いることができる。

I met him yesterday. 私はきのう彼に会いました。 (x) I have met him yesterday.
When did you See him? あなたはいつ彼に会いましたか。 (x) When have you seen him?

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