中学英語「関係代名詞」についてまとめています。
関係代名詞の働き
関係代名詞は、〈接続詞+代名詞)の役割を持ち、2つの文をつなぐ働きをする。関係代名詞以下の節の中で、主語や目的語として働く。
※節=主語・動詞を含むまとまり。
主格の関係代名詞の例
- I have a friend who lives in London. 私にはロンドンに住む友だちがいます。
- The boy who is playing soccer is Ken. サッカーをしている少年は健です。
- This is the letter which came yesterday. これはきのう来た手紙です。
- I have a doll that was made in France. 私はフランス製の人形を持っています。
- Look at the boy and the dog that are running in the park.公園を走っている少年と犬を見なさい。
主格の関係代名詞(人)
whoは、先行詞が「人」の場合に使い、続く文の中で主語の働きをする。
- I have a friend. She lives in London. (私には友だちがいます。彼女はロンドンに住んでいます)
(関係代名詞)I have a friend who | lives in London. (私にはロンドンに住む友だちがいます。)
who 以下から戻るように訳: (主格) 修飾される(代)名詞(a friend)を「先行詞」という。
関係代名詞に続く動詞は、先行詞の人称・数に一致させる。
主格の関係代名詞(人以外)
whichは、先行詞が「人」以外の「物」・「動物」のときに使う。
- I have a dog. It can swim. (私は犬を飼っています。その犬は泳ぐことができます。)
(関係代名詞)I have a dog which can swim. (私は泳ぐことのできる犬を飼っています。)
主格の関係代名詞(that)
thatは、先行詞が「人」の場合でも,人以外の「物」・「動物」の場合でも使うことができる。ただし、次のような場合はthatを使うことが多い。
who・先行詞に、形容詞の最上級や the first / the last / the only /which the very / the same / all / every / no などの限定語句がつく場合。
- This is the fastest train that runs from Tokyo to Osaka.(これは東京から大阪まで走る最も速い列車です。)
関係代名詞で始まる節の文中での位置
関係代名詞節は、先行詞の位置によって、文中にきたり文の終わりにきたりする。特に先行詞が文の主語のときは、関係代名詞節が文の途中に入る。
- This is the letter which came yesterday.(これはきのう来た手紙です。)
- The letter which came yesterday is from my mother. (きのう来た手紙は母からです。)
目的格の関係代名詞
- That is the man who (m) I met yesterday. あちらは私がきのう会った男の人です。
- This is the picture which Yumi took. これは由美がとった写真です。
- The man that I saw yesterday was kind. 私がきのう会った男の人は親切でした。
- This is the cake I made.これは私が作ったケーキです。
関係代名詞 who(m), which, that は「目的格」の関係代名詞として使われる。目的格の関係代名詞は、続く文の中で目的語の働きをする。
- This is the picture. Yumi took it.
(関係代名詞)This is the picture which Yumi took. (これは由美がとった写真です。)
※itは不要。
➋目的格の関係代名詞(人以外)…which先行詞が「物」・「動物」の場合に使う。
➌目的格の関係代名詞(that)…先行詞が「人」の場合でも、「物」・「動物」の場合でも使うことができる。先行詞が「人」の場合、whomは文章体でかたい表現なので、ふつうwhoやthatが使われる。
※目的格の関係代名詞は省略できる。
前置詞+関係代名詞
- This is the house (which) she lives in. これは彼女が住んでいる家です。
- This is the house in which she lives. これは彼女が住んでいる家です。
This is the house. と She lives in it. を1文にしたもの。 目的格の関係代名詞(which)は省略できる。一方で、前置詞+関係代名詞》になっているとき、関係代名詞は省略できない。またこの場合whoは使えない。関係代名詞thatの前に前置詞を置くことはできない。
所有格の関係代名詞whose
➊I have a friend whose father is a doctor. 私にはお父さんが医者をしている友だちがいます。
↓
「I have a friend.」と「His father is a doctor.」を1文にしたもの。whoseはhis,her,itsなど所有格の代名詞と接続詞の働きをする。
➋I have a friend. His father is a doctor.
↓
(関係代名詞)I have a friend whose my father is a doctor. (私にはお父さんが医者をしている友達がいる。)
以上が、中学英語「関係代名詞」となります。
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