中2理科「目と耳のつくりとはたらき」をまとめています。
目のつくりとはたらき
目は、感覚器官の1つであり、まわりの様々な刺激を受け取る部分です。それぞれの感覚器官には、光、音など決まった種類の刺激を受け取る感覚細胞があります。
目は、視神経と大脳のはたらきによって物が見えます。
光の刺激は、レンズ(水晶体)→網膜→視神経→大脳→視覚と伝わっていきます。
レンズ(水晶体)
光を屈折させ、網膜上に像をつくる。ふくらみを変えることでピントを調節している。近くを見るときレンズは厚くなり、遠くを見るときレンズは薄くなる。
虹彩(こうさい)
光が通る穴であるひとみの大きさを調節し、目に入る光の量を調節する。
ひとみ(瞳孔)
光が目の中に入る穴。暗いときは光を取り入れるために大きくなり、明るいときは小さくなる。
網膜(もうまく)
光の刺激を受けとる感覚細胞がある。
視神経
網膜で受け取った刺激を脳に伝える感覚神経。
目のつき方
- 草食動物…2つの目は、側方に向きます。これは、広い範囲を見張るのに役立ちます。臼歯が大きく薬をするつぶすのに適した形をしています。
- 肉食動物…2つの目は、前方を向いてついています。前方の広い部分が立体的に見え、えものとの距離をはかりながら追いかけるのに役立ちます。犬歯が大きく獲物を捉えたり肉を引き裂くのに適しています。
耳のつくりとはたらき
「外耳」「中耳」「内耳」の3つの部分に分けられます。そして、音以外にも体の回転や体の傾きも感知しています。人間の耳は、おおよそ20ヘルツから2万ヘルツまでの幅広い周波数の音を聞きとることができますが、コウモリが発する超音波のような周波数の高い音は聞きとることができません。
鼓膜(こまく)
空気の振動をとらえる。最初に振動するところ。
耳小骨(じしょうこつ)
鼓膜の振動をうずまき管に伝える小さな骨。耳小骨があることで振動が増幅される。
うずまき管
音の刺激を受け取る感覚細胞がある。うずまき管内はリンパ液で満たされており、そのリンパ液が振動することで感覚細胞が刺激される。「外耳道」→「鼓膜」→「耳小骨」→「うずまき管」と伝わってきます。振動を受け取った「うずまき管」が音として認識します。
半規管(はんきかん)
体の回転を感知する器官。リンパ液が入っており、リンパ液が動くことで体の回転を感知する。
前庭(ぜんてい)
体の傾きを感知する器官。
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