中学地理では、世界の代表的な山脈の名前や位置、特徴を正確に覚えることが重要です。テストや入試では「どの大陸にあるか」「どの国を通っているか」「どんな特徴があるか」といった問題がよく出題されます。この記事では、アルプス山脈やヒマラヤ山脈、ロッキー山脈など、覚えておくべき主要な世界の山脈を一覧表にしてわかりやすくまとめました。地図帳と一緒に活用して、地理の得点力アップにつなげましょう！
覚えておきたい世界の山脈一覧
世界の陸地は、高さや起伏から、おもに山地、高原、平地に分けられる。人々の生活のおもな舞台である平地は陸地の約4分の1をしめる。陸地のうち、地殻が不安定で、過去に造山運動がおきた。現在もおきている地域を造山帯という。
このうち、古い時期に造山運動がおきた地域(古期造山帯)は、現在は比較的なだらかな山脈になっており、これにはアパラチア山脈やウラル山脈などがある。現在も造山運動がつづいている新期造山帯にはアルプス・ヒマラヤ造山帯と太平洋造山帯がある。
| 山脈名 | 大陸・地域 | 国・地域 | 特徴・覚え方のポイント |
|---|---|---|---|
| アルプス山脈 | ヨーロッパ | スイス、フランス、イタリアなど | ヨーロッパ最高峰モンブラン（4810m）がある |
| アパラチア山脈 | 北アメリカ東部 | アメリカ | 古い山でなだらかな地形、石炭資源が豊富 |
| ロッキー山脈 | 北アメリカ西部 | カナダ〜アメリカ | 高くて険しい、グレートプレーンズの西に位置 |
| アンデス山脈 | 南アメリカ西部 | ペルー、チリ、ボリビアなど | 世界最長の山脈、火山が多い、マチュピチュや高原地帯 |
| ヒマラヤ山脈 | アジア | ネパール、中国（チベット）など | 世界最高峰エベレスト（8849m）がある |
| ウラル山脈 | ヨーロッパとアジアの境 | ロシア | ヨーロッパとアジアの境界、鉄鉱石資源が豊富 |
| テンシャン山脈 | 中央アジア | 中国、キルギス、カザフスタン | ユーラシア大陸内陸部の高い山地 |
| グレートディバイディング山脈 | オーストラリア東部 | オーストラリア | 川の流れを分ける山脈、人口や農業が集中する地域に近い |
| ドラケンスバーグ山脈 | アフリカ南部 | 南アフリカ | アフリカ南東部、南アフリカ共和国とレソトの境 |
アルプス・ヒマラヤ造山帯
アルプス・ヒマラヤ造山帯はユーラシア大陸の南を東西に連なる造山帯で、アルプス山脈やヒマラヤ山脈などが含まれる。
環太平洋造山帯
大平洋をとりまく環太平洋造山帯は、アンデス山脈、ロッキー山脈、日本列島、ニュージーランドなどからなる。これらの地域では、活発な地殻変動によって大規模な地震がしばしばおこり、火山活動もさかんである。
新期造山帯以外の地域は、地震や火山の活動がない安定大陸で、浸食や風化により平たんな地形が広がっている。
プレートテクトニクス
地球の表面は、一定方向動く十数枚の岩盤(プレート)におおわれている。このプレート同士がぶつかる境界部では、はげしい地殻変動がおこり、地震や火山活動が活発である。
このようなプレートの動きにより山脈の形成や地震などがおこるとする考え方を、プレートテクトニクスという。日本列島の東にある 日本海溝は、海洋プレートが大陸プレートの下に沈みこもところである。
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