高校入試対策・社会のよく出る地理の重要用語についてまとめています。
よく出る地理の重要用語
用語は、受験生として最低限おさえておかないといけないところです。昨今の入試では、用語を覚えているだけでは得点することができません。用語を覚えたうえで、しっかりそれを説明できたり、活用したりできないといけません。それでは、高校入試対策・社会「よく出る地理の重要用語のまとめ」です。
世界地理の重要用語
- 緯度…地球の中心から地表を見たときに、地球を南北に分ける角度。
- 経度…地球から中心を地表を見た時に、地球を東西に分ける角度。
- 対せき点…地球は球のような丸い形をしているので、ある地点から見て地球の中心を通って反対側の点。
- 地球儀…地球儀とは、地球を小さくした模型。距離、面積、形、方位など正しく表しているので、地球上のある地点とある地点での距離や、ある地点の方位を調べるときなどに便利です。
- メルカトル図法…緯線と経線が直角に交わる地図
- モルワイデ図法…面積が正しい地図
- 正距方位図法…中心からの距離と方位が正しい地図
- 季節風(モンスーン)…アジアの北部と南部でよくふきます。夏と冬で向きが逆になる風。沿岸部に強い影響を与え、海から湿った風によって雨が多く降る雨季と、内陸から乾いた風によって雨がほとんど降らない乾季が現れます。
- 東南アジア諸国連合(ASEAN) …アジアの国どうしの貿易が盛んです。自動車やパソコンなどの部分生産を国々が分担する動きが見られます。また、インドのIT産業など新たな産業もあります。
- 地中海式農業…夏に乾燥冬に降水量が比較的多い地中海性気候の地域で行われています。オリーブやオレンジ、ぶどうは乾燥に強い植物なので、この地域で多く栽培されています。
- 混合農業…おもにヨーロッパ北部で行われている家畜の飼育と麦類の栽培を組み合わせた農業
- EU…国境を自由に変えられる仕組みとしてEUがあります。EU統合による生活の変化し、加盟国間では入手国の手続きをなくす取り組みが進められています。輸出・輸入の際、税金がかからず、資格や製品の規格も共通です。
- アパルトヘイト(人種隔離政策)…少数の白人が多数の黒人を支配しました。1990年代初めに廃止され、1994年には初めて黒人が大統領になりました。
- プランテーション…大規模農園で生産する農産物の輸出が発展しました。
- フェアトレード…適正な価格での取引で発展途上国の人々が生活を守り、環境に配慮した持続可能な発展に繋げようとする取引
- JICA(国際協力機構)…青年海外協力隊を派遣し、水道や井戸など設置や管理を行ったり、それらができる人の育成や衛生教育の支援などを行ったりしています。
- ヒスパニック…スペイン語を話すメキシコ、カリブ海諸国、南アメリカの国々からの移民
- 多国籍企業…多くの国に拠点を置いて世界的に活動する企業
- 穀物メジャー…穀物の売買を行う会社のことで、この穀物メジャーが国際市場で行う取引は世界の穀物価格に影響を及ぼします。
- サンベルト…アメリカ合衆国では、1970代以降、温暖で土地が安く労働力が豊富な賃金の安い北緯37度以南で工業が発達
- バンパ…大平原で小麦の栽培や牛の放牧が行われています。
- 露天掘り…オーストラリアは、鉱山が豊富で北西部の鉄鉱石、北東部・南東部の石炭などは、地面を直接削る露天掘りによって、大規模な効率の良い採掘行い、鉄道で港に運んで輸出しています。
- アボリジニー…移民の国オセアニアは、オーストラリアなどイギリスの植民地だった国があります。オーストラリアの開拓は、元々は、先住民アボリジニーが住んでいました。
- 多文化社会…オーストラリア社会では、イギリス系以外の住民の増加により、様々な文化を互いに尊重しあう、多文化社会へと大きく変化しています。
日本地理の重要用語
- 八幡製鉄所…昔は、近くの筑豊炭田の石炭と、中国の鉄鉱石を用いて、官営の八幡製鉄所が北九州にできました。
- 筑紫平野…米の収穫後、小麦などの栽培する二毛作が行われています。ビニールハウスを使ったいちご(あまおうなどの品種)、トマトの栽培も盛んです。
- 宮崎平野…冬の温暖な気候を利用して、野菜の促成栽培が盛んです。野菜は、トラックを利用して東京や大阪へ出荷しています。
- 笠野原台地…ダムや農業用水の整備により、サツマイモを加えて野菜・飼料作物の栽培が盛んです。
- 鳥取砂丘…スプリンクラーなどによるかんがいで、らっきょう・スイカなどの栽培が発達しました。緑化の技術は、世界の砂漠化対策として利用されています。
- 高知平野…かつての農業は、温暖な気候のもと、米の二期作が行われていました。野菜や船、鉄道を使って大阪へ出荷していました。現在の農業は、なす・ピーマンなどの秋から冬にかけて、ビニールハウスで作る促成栽培が中心となりました。
- 出雲大社…米子自動車道などを利用して、訪れるすごく増えています。
- 石見銀山…世界遺産に登録され、浜田自動車などを利用する県外からの観光客が増加しています。
- 城下町…松江市・萩市などで歴史的な町並みを保存です。
- たたら製鉄…伝統的な製鉄法で日本刀を製造。
- 京阪神大都市圏…京都、大阪、神戸を中心に広がる京阪神大都市圏は、鉄道・道路の沿線に、市街地が発達しています。
- 阪神工業地帯…大阪市を中心として広がります。繊維工場を基礎に成立し、臨海部に重化学工業が発展しました。鉄鋼や化学は、アジアとの競争が激しくなると、他地域の移転が進んでいきました。
- 奈良県橿原市今井町…行政と町並み保全会が協力して、電線の地中化などを進めています。
- 京都市…建物の高さデザインを制限し、歴史的景観を保全。伝統的な住居である町家の内部を改装して商店などに利用しています。
- 中京工業地帯…自動車産業が柱で、愛知豊田市を中心に自動車産業盛んで、輸送機械工業の占める割合が高いです。自動車産業は、組み立て型の産業で部品を作る関連工業が集まっています。現在では、環境に優しいハイブリッド車の生産も広がっています。
- オートバイ・自動車…静岡県浜松市周辺に工場が集まっています。天竜川上流の木材を利用した、楽器生産が元になって発展しています。
- 製紙・パルプ…富士市で盛ん
- 渥美半島…大規模な用水路が引かれていて、キャベツの栽培、ガラス温室やビニールハウスを使った菊・メロンなどの施設園芸農業が盛んです。価格の高い時期に出荷できます。
- 静岡県…水はけの良い土地で茶、日当たりの良い傾斜地でみかんを栽培しています。外国産の果物との競争が激しくなり、品種の開発に取り組んでいます。
- 甲府盆地・長野盆地…周辺に広がる扇状地では、かつて養蚕が盛んで、桑畑が広がっています。しかしながら、製紙業の衰退とともに、桑畑はなくなり、ぶどう、もも、りんごなどの果実栽培が中心となり観光農園も増えています。
- 諏訪盆地…養蚕が盛んで、製糸業が発達しました。第二次世界大戦の空襲をさけて、東京から機械工業が移転し、精密機械工業が発達しました。近年は、中央自動車道の開通などにより、電気機械工業が進出しています。
- 野辺山原…かつては、馬の牧場でした。最近は、レタス・キャベツ・白菜など涼しい夏に栽培しています。これにより、他の産地の野菜が少ない時期に出荷して、高く売れるからです。
- 東京…政治・経済の機能が集中する首都です。東京の中心部に国会議事堂、最高裁判所、官庁、日本銀行などが集まります。
- 横浜市…江戸時代に貿易港が開かれます。日本有数の国際貿易港に発展。東京について第2の都市となります。臨海部のみなとみらい21地区で再開発が進められています。
- 京浜工業地帯…東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に広がります。人口が集中し、情報を扱う産業や印刷出版業が成長します。
- 北関東工業地域…輸送に便利な高速道路沿いの工業団地に機械工業が進出しています。
- やませ…太平洋側では夏にやませという北関東風が吹くと気温が低い曇りの日が続きます。
- 減反政策…1970年代に米の消費量が減り、米が余る事態が起こりました。政府は、減反政策を進め、米の生産量減らしました。産地は転作を行うとともに品種改良で味のよい米の開発が進みました。
- りんご…涼しい気候の青森県では山の斜面で栽培。米から転作する農家も多いです。
- さくらんぼ…山形が全国最大の生産。
- もも…福島県が全国有数の生産。
- アイヌ…先住民の人々がいて、古くから独自の文化を持つアイヌの人々が住み、原野の森林が広がっていました。
- 石狩平野…泥炭地の改良と稲の品種改良によって、全国有数の米の生産地となりました。
- 十勝平野…原野を切り開いた畑とします。大型の農業機械を使い、大規模な畑作が行われ、じゃがいも・玉ねぎ・てんさいなどの有数の産地となります。保冷輸送技術の発達で野菜の生産・出荷もさかんになりました。
- 根釧台地…厚い火山灰に覆われ、夏も低温のため、作物の栽培は難しいです。涼しい気候を生かして、乳牛の飼育とバター・チーズ・生乳などの生産を行う酪農が発達しています。
- 栽培漁業…人工的に卵からかえして育てた稚魚や稚貝を川や海へ放流し。成長してからとります。さけ、うに、にしんなど。
コメント
助かりました。 中学3年なのですがテスト前の10分の見直しで、10点ほど上がりました。
本当にありがとうございます。