【中学理科】植物と動物の細胞の観察の要点まとめ

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【中学理科】細胞のつくりと細胞の観察です。

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細胞のつくり

細胞のつくり説明(理科)

■ 植物と動物に共通なつくり

  • …ふつう1つの細胞に1つあり、染色液によく染まる。
  • 細胞質…核のまわりの部分。細胞膜、液胞、葉緑体をふくむ。
  • 細胞膜…細胞質の一番外側のうすい膜。

■ 植物の細胞だけにあるつくり

  • 細胞壁…細胞の外側にある丈夫なつくり。植物の体を支えるのに役立っている。
  • 液胞…内部に貯蔵物質や物質をふくむ液をたくわえる。
  • 葉緑体…光合成を行う緑色の粒。

細胞に見られる球状の構造。ふつうはひとつの細胞 に1個見られる。核の大きさは通常5~10µm(マイクロメートル)である。外側は核膜(多数のあなのある二重の膜)に囲まれ、内部に核小体と染色体をふくむ。核は細胞全体のはたらきを支配調節している。染色体は、ヒトの場合、子の染色体は46本あり、2本で同じ形の染色体でペアになっているので、23セットの染色体のペアがあることになります。

細胞質

細胞の核と細胞壁以外の部分をまと めて、細胞質という。細胞質の外側は細胞膜におおわれていて、その内部は液状の細胞質基質で満たされている。そのなかに、ミトコンドリアなどの微小な構造がただよっている。ミトコンドリアは、細胞質中にある粒状または棒状の構造で、二重の膜に囲まれている。酸素を使って栄養分からエネルギーをとり出す、細胞の呼吸の場となっている。

細胞膜

細胞質の外側をおおっている二重層の膜で、細胞内外の物質の出入りを調節している。リボソームは、球が2個つながっただるまのような形をしており、タンパク質の合成を行っている。小胞体上に多く見られるが、細胞質基質にただよっていることもある。

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生物の体のつくり

細胞の呼吸は、細胞が酸素と養分を取り入れて、生きるためのエネルギーを取り出し、二酸化炭素を放出すること。生物の体が一つの細胞でできている単細胞生物と多くの細胞からできている多細胞生物がある。

  • 単細胞生物…ゾウリムシ、ミドリムシ、ミカヅキモ
  • 多細胞生物…ツバキ、オオカナダモ、ヒト

多細胞生物の体の成り立ち

  • 組織…形やはたらきが同じ細胞が集まったもの。(例)胃の上皮組織。葉の表皮組織。
  • 器官…特定のはたらきを受け持っている部分。器官は、いくつかの組織が集まってできている。(例)動物の胃や腸、植物の葉や茎。
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細胞の観察

<手順>

  1. タマネギのりん茎の内側に切り込みを入れ、表皮をはがし、スライドガラスにa,bに1枚ずつのせる。
  2. aに水を1滴落として、カバーガラスをかぶせる。
  3. bに染色液(酢酸カーミン液など)を落として、3分間ほどおき、カバーガラスをかぶせる。
  4. 2枚のスライドガラスにオオカナダモを葉を1枚ずつのせ、2,3と同様にプレートパレードをつくる。
  5. ほかの内側を綿棒でこすりとり、綿棒を2枚のスライドガラスにこすりつけ、2,3と同様にプレパラートをつくる。
  6. 顕微鏡で観察し、スケッチする。

細胞観察するときの操作

  1. 細胞ほとんど無色透明なので、酢酸カーミン液(酢酸オルセイン液)で染める。
  2. 酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液のはたらきは、「核をよく染める。」「細胞の活動を停止させる。」の2つです。
  3. 染色液を使わないときは、観察もの(試料)に、水を1滴落とす。
  4. カバーガラスをかけるときは、空気(気泡)が入らないようにする。
  5. カバーガラスからはみ出した余分な液(水や染色液)はろ紙で吸い取る。

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