中学地理「瀬戸内工業地域の特色まとめ」

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中学地理「瀬戸内工業地域の特色」についてまとめています。特徴や他の地域との違い、他の産業も合わせて確認していきましょう。それでは、中学地理「瀬戸内工業地域の特色まとめ」です。

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瀬戸内工業地域の概要

瀬戸内工業地域の生産額のグラフ
古くからの工業では、製塩業、綿織物工業、造船業などがありました。第二次世界大戦後、瀬戸内海沿岸の塩田の跡地や埋立地などに工業が進出しました。現代では、臨海型の工業地域では、1960年代以降、海岸を埋め立てて工場が進出し、瀬戸内工業地域が形成されました。大型船で原料・製品を輸送する鉄鋼業・石油化学工業などの重化学工業が発達しています。倉敷市水島、周南市、岩国市などに石油化学コンビナートが成立しています。原料から製品までを一貫して生産する工場の集団であるコンビナートです。。

瀬戸内工業地域の特色

瀬戸内工業地域の特徴として化学工業の割合が高い。瀬戸内海の水運を始めとして交通が便利なこと、沿岸の埋立により工業用地が得やすいことなどから発展してきました。古くから造船業や繊維工業が盛んでしたが、最近は、石油コンビナートができてからは、化学工業が牽引。

瀬戸内海沿岸は、水陸の交通の便がよく、埋め立てにより工業用地が得やすい。倉敷の水島地区にある製鉄所・石油化学コンビナート。坂出・呉の造船。広島の自動車。

瀬戸内工業地域の交通と地域活性

香川県では、本州四国連絡橋のルートからはずれた小豆郡などの離島地域において、人口の減少を防ぐために、地域の特徴をいかして観光客を増やしたり、特産物を活用した商品を開発したりするなどの取り組みを行っています。これにより、産業化活性化し、働く場を増やして、人口の流出を防ぐとともに、新たに住む人を増やすことが期待できます。

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瀬戸内工業地域のその他の産業

瀬戸内工業地域の農業

農業では、温暖な気候を生かしたみかんの栽培がさかんで、愛媛県は全国有数のみかんの産地です。また、水不足に悩まされることも多いため、讃岐平野のようにため池や用水路をつくり。農業用水を確保したところもあります。

  • 促成栽培…高知平野で行われている、ビニールハウスなどを利用して野菜を早い時期につくって出荷する栽培方法
  • 段々畑…愛媛県のミカン畑のような、山の斜面を切り開いて階段状につくった畑
  • 鳥取砂丘…スプリンクラーなどによるかんがいで、らっきょう・スイカなどの栽培が発達しました。緑化の技術は、世界の砂漠化対策として利用されています。
  • 讃岐平野…雨が少なく、大きな川もないため、古くからかんがい用のため池がつくられてきた香川県北部の平野
  • 農地間の競争…野菜の品種を増やしたり、市場の情報を集めたり、農薬を減らして、安全性を高めるなどの対策をとっています。

瀬戸内工業地域の漁業

穏やかな瀬戸内海は養殖に適している。広島県のかき。愛媛県のまだい、真珠など。また、山口県下関市のふぐ、高知県では、かつお、まぐろ漁がさかん。土佐清水港は遠洋漁業の基地としても知られています。

観光業

文化財や史跡が多く、「神話の里」とも言われています。

  • 出雲大社…米子自動車道などを利用して、訪れるすごく増えています。
  • 石見銀山…世界遺産に登録され、浜田自動車などを利用する県外からの観光客が増加しています。
  • 城下町…松江市・萩市などで歴史的な町並みを保存です。
  • たたら製鉄…伝統的な製鉄法で日本刀を製造。
  • 山口県のアンテナショップ…下関のふぐ、伝統工芸品の萩焼など販売しています。東京から山口県へ戻って生活する人を支援しています。

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