【公立高校入試対策】国語科の対策予想問題

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【公立高校入試対策】国語科の対策予想問題です。

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国語科の対策予想問題(高校入試国語)

(現代文)
次の文を読んで次の問いに答えなさい。

現代社会で起こっている重要な課題のひとつとして、少子高齢化の問題が挙げられる。この問題に対処するためには、大学における教養教育と職業教育の両方の知識が必要不可欠であると考える。

少子高齢化という問題は、日本だけではなく多くの先進国が抱えている、もしくは今後抱えることになる大きな問題である。少子高齢化により、生産力の減少、社会福祉費の増大など、様々な悪影響が生じる。この問題に対し、a仮に最も効率的と思われる解決策を思いついたとしても、倫理観や深い学識に裏付けられた教養が欠如していた場合、その是非を論じることはできない。

一方で、教養のみを有していても、具体的な対処法は浮かばbない。少子高齢化の原因①キュウメイや、どのようにして若者に多産を②ウナガスのかについては、経済学や法学などのc相まった専門的な知識を有する者が知識に基づいて考えることで初めて合理的な提案が可能になると考える。

このように、少子高齢化問題に対処するためには、大学における教養教育と職業教育の両方を学ぶことが必要である。そして、そこで得た知識を統合させて考えることがよりよい提案を生み出し、問題の解決に向けた一助となる可能性があると考える。

(1)下線部①、②のカタカナを漢字に直しなさい。ただし、送り仮名が必要なときは、その部分は平仮名で書きなさい。

(2)下線部a「仮に」は、どの語句にかかるか、次のア~エより1つ選び記号で答えなさい。
ア:最も イ:効率的に ウ:思われる エ:思いついたとしても

(3)下線部bの「ない」と同じ品詞を含む文を、次のア~エより1つ選び記号で答えなさい。
ア 全然、痛くない。
イ あの橋を渡るのは、危ない。
ウ 彼は、欠点がない。
エ 私は、普段、本を読まない。

(4)下線部cの「相まった」の意味として、最も適切なものを、次のア~エより1つ選び記号で答えなさい。
ア 互いに持っていて
イ 相互に作用して
ウ 互いにからみ合って
エ 相互の力を使って

(5)筆者は、少子高齢化問題に対応するために、大学では何を学ぶことが必要だと述べているか、文中から、9文字で書き抜きなさい。

(古文)
伊曽保物語の次の「犬と肉のこと」を読んで、後の問いに答えよ。

ある犬、肉(ししむら)を①くわへて川を渡る。真ん中ほどにて、その影、水に映りて大きに見えければ、「我がくはふるところの肉より大きなる。」と心得て、②これを捨てて、③かれを取らむとす。④ゆゑに、二つながらこれを⑤失ふ

そのごとく、⑥重欲心(じうよくしん)の輩(ともがら)は、他の財(たから)をうらやみ、事に触れてむさぼるほどに、たちまち天罰を⑦被(かうむ)る。我が持つところの財をも失ふことありけり。

(1)下線部①「くわへて」、④「ゆゑ」、⑥「じうよくしん」、⑦「かうむる」をそれぞれ現代仮名遣いに直し、すべて平仮名で書きなさい。
(2)下線部②「これ」、③「かれ」が指し示す内容をそれぞれわかりやすく説明しなさい。
(3)下線部⑤「失ふ」の主語を答えなさい。

国語科の対策予想問題(高校入試国語)の解答

(現代文)
(1)①究明 ②促す
(2)エ
(3)エ
(4)イ
(5)教養教育と職業教育

(古文)
(1)①くわえて ④ゆえに ⑥じゅうよくしん ⑦こうむる

(2)
②犬が初めにくわえていた肉
③川の中に映った影

(3)ある犬

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