中1理科|音の性質をわかりやすく解説!振動・音の伝わり方・高さや大きさの違いを図で理解しよう

音の性質アイキャッチ画像 中1理科
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中学1年生の理科では、「音の性質」について学びます。普段何気なく聞いている音ですが、実はその正体は「物体の振動」です。「音はどうやって伝わるの?」「高さや大きさは何で決まるの?」といった疑問を解決するには、音の伝わり方や波の性質を正しく理解することが大切です。この記事では、音の発生や伝わり方、高さや大きさの違いを、図や身近な例を交えてわかりやすく解説します。テスト対策や復習にぜひ活用してください!

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音の伝わり方

音の伝わり方(中学理科)
音源とは、振動して音を発しているもの。音が聞こえるのは、音源の振動が耳に届くからです。

音を伝えるもの

空気でなく、水のような液体や糸や机などの固体も振動して音を伝えます。実験では、空気を薄くなるとブザー音が聞こえなくなることから空気が音を伝えているといえます。

音の伝わり方として、音源の振動が、まわりの空気を振動させ、その振動が波として次々と伝わります。空気が振動するだけであって、移動するわけではないので注意です。

音の伝わる速さ

音が空気を伝わる速さは約340m/sです。m/sは、速さを表す単位です。

音と光の速さの違いを実感する例として、遠くで打ち上げられた花火の音、は光が見えてから少し間をおいて耳に届きます。光と音が同時に発生していますが、音が光の速さの約30万m/sよりはるかに遅いので遅れて届きます。

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音の大きさや高さ

音の大きさや高さを調べる。

<手順>

  1. モノコードの弦の長さを一定にして、はじく強さを変えて、音の大きさを調べる。
  2. 弦をはじく強さ一定にして、弦の長さを変えたとき、弦を張る強さを変えたときの音の高さをそれぞれ調べる。

<結果>
音の大きさを変える条件

音の大きさ 小さい 大きい
弦のはじく強さ 弱い 強い

音の高さを変える条件

音の高さ 低い 高い
弦の長さ 長い 短い
弦を張る強さ 弱い 強い

音の大きさ

音源の振幅(振幅の幅)が大きいほど音は大きくなります。弦を強くはじくほど弦の振幅が大きく、大きな音になります。

音の高さ

振動数(1秒間に振動する回数)が大きいほど音は高い。単位はヘルツ(Hz)。弦が短く、細く、強く張られたときほど高い音が出る。高い音ほど、弦は強く振動して、一定時間に振動する回数が多くなる。

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音の性質まとめ

音の性質図解

以上が、中1理科の「音の伝わり方・音の大きさや高さ」となります。それぞれの条件で、音の伝わり方、音の大小や音の高低は、変わるので、実際、輪ゴムなどを利用して試してみるのもいいでしょう。またオシロスコープの波形は、しっかり読めるようにしておきましょう。入試やテストでも頻出です。山が高いと大きさは大きくなり、波形の数が多いと(波が多い=振動数が多い)と音の高さは、高くなります。

音は、物体の振動によって発生し、空気などの媒質を通じて伝わる現象です。音の高さは振動数(周波数)、大きさは振幅によって決まり、それぞれの違いを理解することがポイントです。今回のまとめを参考に、音の性質をしっかり整理して、確実に得点できるように準備を進めましょう!

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