【中学地理】関東地方の要点まとめノート

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中学地理「関東地方」についてまとめています。関東地方に関して、地形、気候、産業、東京、課題についてふれています。それでは、中学地理「関東地方」です。

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関東地方

関東地方(中学地理)
関東地方の地形は、日本最大の平野である関東平野が広がります。台地は火山灰が積もってできた関東ロームに覆われて、低地は利根川など川沿いに広がります。気候は、太平洋側の気候に属します。

  • 都市の開発…17世紀初めに江戸幕府開かれます。19世紀に明治維新で首都となりました。

東京

政治・経済の機能が集中する首都です。東京の中心部に国会議事堂、最高裁判所、官庁、日本銀行などが集まります。交通では、鉄道、高速道路が東京中心に放射線状に伸びています。中心部には、地下鉄が発達しています。東京国際空港(羽田空港)が日本各地の空港と結ばれています。

また、ロンドン・ニューヨークと並ぶ、金融・貿易などの中心地のひとつになっています。外交では、各国の大使館が置かれています。

■商業・文化・情報の機能

  • 商業…有名な商業施設で全国から多くの人が訪れます。
  • 文化…博物館・美術館・劇場・展示会などが集まっています。
  • 情報…放送局・新聞社・出版社は集中し、情報の中心となっています。
  • 建築物…地下・地上を有効に使うため、高層ビルや地下街が多く作られています。

■東京大都市圏と拡大の都市
東京大都市圏は、東京を中心に横浜・川崎・埼玉・千葉周辺都市が結びつき発展しています。

高度経済成長の頃、人口が集中して地価が上昇。住宅地が不足し、多くの人が郊外へ移り住みました。1990年代以降、中心部や臨海部の再開発が進み、高層マンションやオフィスビル商業施設が作られました。

郊外では、農地や林を切り開いて、海岸を埋め立てて住宅地として開発しました。海浜ニュータウン(千葉県)などでは、学校・病院・商店街などが計画的に作られています。

横浜市は、江戸時代に貿易港が開かれます。日本有数の国際貿易港に発展。東京について第2の都市となります。臨海部のみなとみらい21地区で再開発が進められています。

■人口集中・都市問題とその対策

  • 都市問題…交通渋滞、通勤ラッシュ、ごみの増加、騒音、大気汚染、水質汚濁など。
  • 対策…法律・条例による排ガスの廃水の規制により、大気汚染や水質汚濁を大幅に改善されました。鉄道会社は、相互に乗り入れ、本数の増便で混雑の解消をはかります。
  • 再開発…それまであった建物を壊して新しい街を作り直す。筑波研究学園都市(茨城県)、幕張新都心(千葉県)、さいたま副都心(埼玉県)など新しいまちづくりが行われました。

関東地方の工業

  • 京浜工業地帯…東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に広がります。人口が集中し、情報を扱う産業や印刷・出版業が成長します。
  • 北関東工業地域…輸送に便利な高速道路沿いの工業団地に機械工業が進出しています。

関東地方の農業

郊外の農業は、消費市周辺で野菜や畜産物を生産する近郊農業が盛んです。消費地から離れた嬬恋村(群馬県)では夏にキャベツを房総半島南部では、冬に花を栽培しています。

関東地方の各県は東京に野菜を出荷する割合が高いです。東京や横浜には人口が集まっており、大消費地になっています。大消費地に近い関東地方の県では野菜などを新鮮なまま、輸送費をあまりかけずに早く消費地へ届けることができるため、農業が盛んに行われている(近郊農業)。

過疎化の進む山間部では、若い世代を呼び寄せる村づくりにUターン、Iターンが進んでいます。

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