中学国語・古文「かぎかっこのない会話文の見つけ方」についてまとめています。 古文は、かぎかっこの付いていない会話文が多いのも特徴です。その、かぎかっこの付いていない会話文について詳しく記述しています。それでは、中学国語・古文「かぎかっこのない会話文の見つけ方」です。
古文の会話文のポイント
会話文の中でも、かぎかっこの付いていない会話文は、次のような言葉に着目して捉える。
古文の会話文の後の言葉
「会話文」+と、とて、など →会話文の後に付いて、引用を示す。直前までが会話文となります。
- (例)この山の名を何とか申すと問う。 (「この山の名を何と言うのか」と尋ねる。)
- (例)情けなしと言ふ者もあり。(「情け知らずだ」と言う者もいる。)
会話文の直後には、「と」「など」などの助詞に続けて、「言ふ」「答 ふ」「申す」など、話す動作を表す動詞が付くことが多い。
古文の会話文の前の言葉
「人物」+いはく、いふには、いふやう、申すやう→会話文の前に付いて、引用を示す。直後からが会話文となります。
- (例)獅子王申しけるは、我、獣の王たり。(獅子王が申したことには、「私は、獣の王だ。」)
文中に会話主(話し手)が省略されていることがある。登場人物を確認し、誰の会話かを考えながら読むこと。
以上が、中学国語・古文「かぎかっこのない会話文の見つけ方」となります。
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