高校入試対策・国語の「よく出る故事成語」についてまとめています。故事成語も出題率は高いわけではありませんが、それでも全く出題されないわけでもありません。教養の範囲として知っておきたいところでもあります。それでは、高校入試対策・国語「よく出る故事成語のまとめ」です。
故事成語
昔から言い伝えられてきた由来(故事)であって、そこからできた特別な意味に用いられてる言葉。主に、中国の古い書物の中の出来事に基づいている。
重要な故事成語
- 圧巻…本や作品の中で最も優れているところ
- 烏合の衆…規律も統一もなく集まった人々。
- 画竜点睛(がりょうてんせい)…物事を仕上げるのに、最後に加える大切な点のこと。
- 杞憂…取り越し苦労。無用の心配。
- 完璧…少しも欠点がなく完全なこと。他人から借りたものをきずをつけずに返すこと。
- 漁夫の利…二者が争っているすきに、第三者が利益をとこどりすること。
- 蛍雪の功…苦労して学問にはげむこと。
- 捲土重来(けんどちょうらい)…一度戦いに敗れた者が再び勢いを盛り返して攻め寄せてくること
- 推敲…文章などの字句を練ること。(例文)作文の推敲を重ねる。
- 蛇足…余計なもの。(例文)この説明は蛇足だ。
- 呉越同舟…仲の悪い者同士が、同じ場所に居合わせること。敵同士が協力し合うこと。
- 塞翁が馬…人生の幸・不幸は予測できないということ。
- 五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)…似たり寄ったりで、大差のないこと。
- 五里霧中…どうしてよいか迷い、わからなくなること
- 四面楚歌…周囲が敵ばかりで、味方がいないこと。 (例文)四面楚歌の状態だ。
- 助長…余計なことして好ましくない傾向を強めてしまうこと
- 臥薪嘗胆…復讐や目的達成のため、自分にしれんを課し、長い間苦労を重ねること。
- 杜撰(ずさん)…詩や文章などにまちがいが多いこと。
- 大器晩成…大人物は早くから目立たず、晩年(ばんねん…年をとること)になって、大成したり、りっぱになったりするということ。
- 蛇足…余計なつけたし。
- 朝三暮四(ちょうさんぼし)…目先の違いにとわれて、結果が同じやることに気づかないこと。人をずるい方法でだますこと。
- 他山の石…自分より劣っている人の言行も自分の知徳を磨く助けとなること。
- 登竜門…立身出世をするための関門
- 破天荒…今までだれもできなかったようなことを、初めて成しとげること
- 背水の陣…決死の覚悟で事に見ること。
- 白眼視(はくがんし)…人を冷たい目で見ること。
- 覆水盆に返らず…一度してしまったことは、取り返しがつかない。
- 羊頭狗肉(ようとくくにく)…見かけは立派だが、内容が伴わない。
- 竜頭蛇尾(りゅうとうだび)…初めはよいが、終わりがだめなこと。
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