「この詩から読み取れることを答えなさい」――そんな問題に、どう答えたらいいか迷ったことはありませんか?
詩の問題は、短い文章の中にたくさんの意味や感情が込められていて、どこに注目すればよいか分かりにくいものです。
でも安心してください。詩を読み解くにはいくつかのポイントがあり、それを意識するだけでスムーズに答えられるようになります。
この記事では、表現技法・語句の意味・情景・作者の思いなど、詩の鑑賞で押さえるべきコツをわかりやすくまとめました!
詩は、作者の受けた感動をリズムのある短い言葉で表したものです。言葉の意味や表現技法に注意して、解いていくことが必要となります。
詩の鑑賞
<用語>
- 文語詩…文語(昔の言葉)で書かれた詩
- 口語詩…口語(現代の言葉)で書かれた詩
<形式>
- 定型詩…五七調や七五調など音数にきまりのある詩
- 自由詩…音数にきまりがない、自由な形の詩。
- 散文詩…散文(普通の文)のように書かれた詩
詩の構成の特色
- 行分け…詩は散文と異なり、文の途中でも行を超えることができます。
- 連…内容の一まとまりで、行を少しあけて書かれます。散文の段落にあたる。
おもな詩の表現技法
比喩法(たとえ)
- 直喩法…「ようだ」などを使い、2つのものを直接結びつけます。(例)りんごのよなほっぺ。
- 隠喩法…「ようだ」などを使わず、たとえます。
- 擬人法…人でないものを人に見立てて表現します。
その他の技法
- 倒置法…語順を逆にして、印象を強めます。(例)どうだろう この沢鳴りの音は
- 反復法…同じ語句を繰り返してその部分を強調します。
- 対句法…対になる語句を並べて印象を強めます。
- 体言止め…行末で体言で止めて余韻を弧越します。
詩の勉強
行と行、連と連の間の変化から心情の移り変わりをつかむことがコツです。作者が心情を表した部分、倒置法や反復法などで強調された部分にも注目します。
主題についてですが、作者の感動の中心となる連や部分の内容、詩の題目にも注目します。
詩を読むときは、「どんな言葉が使われているか」「どんな気持ちが込められているか」に注目することが大切です。
今回紹介したポイントを意識すれば、詩の鑑賞がグッと楽しく、得意になりますよ。
テストでも自信をもって答えられるよう、日ごろからいろいろな詩にふれてみましょう!
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