【中学公民】市場経済と金融の要点まとめ

市場経済アイキャッチ 中学公民
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中学公民「市場経済と金融」についてまとめています。市場経済と金融に関して、市場経済のしくみ、価格の動き、金融機関、貨幣と金融にもふれています。それでは、中学公民「市場経済と金融」です。

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市場経済のしくみ

商品の生産は、木材からパルプまでつくられ、パルプをもとに紙が作られ、紙をもとにノートが生産される。このように原料や材料は形を変えつつ企業や私たちの手の元へ届く。

商品の流通

  • 市場…特定の商品が売り買いされる場の全体のことを市場という。
  • 市場経済…売買の場である市場が社会の隅々まで、はりめぐされている経済。

需要と供給

  • 需要…消費者が買おうとする量を需要量という。価格が上がると需要量が減る。需要量が供給量を上回ると価格が上昇する。
  • 供給…生産者が売ろうとする量を供給量という。価格が上がると供給量が増える。供給量が需要量は上回ると価格が下落する。

市場の均衡状態

需要量が供給量が一致すると価格の変化は止まる。需要量と供給量を一致させる価格を均衡価格といいます。
均衡価格

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価格の動き

価格の動き【図解】

価格の動きは、商品を購入する時に支払う金額を価格という。消費者は価格を見て、価格が上昇すれば買い控える。市場経済では、需要が多い商品が多く、需要は少ない商品は少なく生産される。

市場の支配

農産物、魚介類などの価格は需要と供給の変化によって生じる変化するが、工業製品は貯蔵がきくため操作されやすい。

独占の取り締まり

寡占化により、消費者が不当に高い商品を買わされることがないように、公正取引委員会が独占禁止法の運用にあたっている。

公共料金

国民生活に与える影響が大きい電気・ガス・水道などの価格(料金)は、国や地方公共団体が決定・許可する。

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私たちの生活と金融機関

商売の売買は、商品を売ると、お金(貨幣)が仲立ちし、商品を買う。お金は、現金で支払う場合と銀行などから借りて支払う場合がある。

お金の貸し借り

お金を借りたい人とお金を貸したい人の間で成立をするお金の貸し借りを金融という。

  • 直接金融…貸し手と借り手が直接的に借り貸し借りを行う。企業が株式・債券を発行してお金を集める場合など。
  • 間接金融…銀行・保険会社などの金融機関を仲立ちとして貸し借りを行う。銀行からお金を借りる場合など。

銀行の仕事は人々の貯蓄を預金として集める。それを家計や企業に貸し出す。借り手は借入金(元金)を返済するとき、利子を支払わなければなりません。貸し出し利子率は、預金利子率より高く設定され、その差が銀行に利潤をもたらします。

日本銀行

日本の中央銀行であり、都市銀行や地方銀行などの別の働きを持つ。

  • 発券銀行…日本銀行(1000円札、2000円札、五千円札、一万円札を発行する)
  • 政府の銀行…政府の資金を出し入れする。
  • 銀行の銀行…一般の銀行の不足する資金を貸し出す。
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貨幣と金融

  • 現金通貨…紙幣や硬貨。
  • 預金通貨…銀行預金など。預金者は銀行にお金を貸す代わりに、利子を受け取る。
  • 銀行…預金者の現金引き出しに応じる義務を負う。
  • 預金者…現金を引き出す権利を得る。

現金化されずに預金のまま預金通貨として流通する通過が多いため、銀行は手持ちの資金の何倍もの資金を貸し出すことができる。

金融政策

中央銀行が主に公開市場操作によって景気や株価に影響を与える。

  • 不況の対策…中中銀行が、国債(国の借入金の証書となる債券)などを買うことで金融機関の資金量を増やす。
  • 好況の対策…中央銀行が、国債などを売ることで金融機関の資金量を減らす。

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