説明文の読解、なんとなく読んでいるだけになっていませんか?「要旨ってどう見つけるの?」「構成のどこを見ればいいの?」と迷う中学生も多いはず。実は、説明文には読み解くための“ルール”や“パターン”があるのです。この記事では、説明文の構成や要旨のとらえ方をわかりやすく解説し、テストでしっかり点が取れる読解のコツを紹介します!
説明的文章を読解する中で大事なのは、その構成をつかみ、要旨を捉えることです。
構成・要旨のつかみ方
各段落の要点をつかむことで文章を意味段落で分け、全体の 習標構成を捉え、結論を述べている段落に着目し、要旨をまとることがポイントです。
文章全体の構成の捉え方
各形式段落の要点を押さえ、内容的につながりのある段落のまとまり (=意味段落)をつくる。
意味段落をもとに、文章全体の構成を捉える。(接続語に着目すると、各意味段落の役割をつかみやすい。)
文章の構成の基本形
- 頭括型…最初に結論を述べる形式。結論・本論
- 尾括型…最後に結論をまとめる形式。本論・結論または、序論・本論・結論
- 双括型…最初と最後で結論を述べる形式。結論・本論→結論
要旨の捉え方
要旨は、一説明的文章において、その文章を通して筆者が述べようとしていることの中心的な内容。
- 文章の初めや終わりに注目して結論を述べる段落(=中心段落)を探す。
- 中心段落の中で、筆者の意見を述べている文(=中心文)を探す。
→「…べきだ。」「…と考える。」など、主張が表れた文
→問題提起の段落に対する答えを述べている文
→「ですから」「つまり」「このように」から始まる文
以上のような文に、要旨がある可能性が高い。 - 中心文の内容をもとに、要旨をまとめる。
→必要に応じて他の段落の内容も補足しながら、簡潔にまとめる。
読解のコツと注意点
- 接続詞に注目する
- 指示語が何を指すか確認する
- 筆者の立場や視点を意識する
- 具体例と抽象論を区別する
- 文章の論理展開を図式化してみる
- 比喩表現の真意を考える
説明文は、ただ読むのではなく「構成を意識して要旨をつかむ」ことがカギです。今回紹介した読み取りのポイントを意識すれば、説明文の苦手意識もきっと克服できます。コツをつかんで、国語の成績アップを目指しましょう!
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