中学国語・説明文「構成・要旨のとらえ方」です。説明的文章を読解する中で大事なのは、その構成をつかみ、要旨を捉えることです。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、中学国語・説明文「構成のつかみ方・要旨のとらえ方」です。
構成・要旨のつかみ方
各段落の要点をつかむことで文章を意味段落で分け、全体の 習標構成を捉え、結論を述べている段落に着目し、要旨をまとることがポイントです。
文章全体の構成の捉え方
各形式段落の要点を押さえ、内容的につながりのある段落のまとまり (=意味段落)をつくる。
意味段落をもとに、文章全体の構成を捉える。(接続語に着目すると、各意味段落の役割をつかみやすい。)
文章の構成の基本形
- 頭括型…最初に結論を述べる形式。結論・本論
- 尾括型…最後に結論をまとめる形式。本論・結論または、序論・本論・結論
- 双括型…最初と最後で結論を述べる形式。結論・本論→結論
要旨の捉え方
要旨は、一説明的文章において、その文章を通して筆者が述べようとしていることの中心的な内容。
- 文章の初めや終わりに注目して結論を述べる段落(=中心段落)を探す。
- 中心段落の中で、筆者の意見を述べている文(=中心文)を探す。
→「…べきだ。」「…と考える。」など、主張が表れた文
→問題提起の段落に対する答えを述べている文
→「ですから」「つまり」「このように」から始まる文
以上のような文に、要旨がある可能性が高い。 - 中心文の内容をもとに、要旨をまとめる。
→必要に応じて他の段落の内容も補足しながら、簡潔にまとめる。
以上が、中学国語・説明文「構成のつかみ方・要旨のとらえ方」となります。
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