中学1年理科で学ぶ「火成岩(マグマが冷えてできる岩石)」の中でも、火山岩と深成岩の“つくり”の違いは特によく出題されます。本記事では、地表付近で急冷してできる火山岩の「斑状組織」と、地下深くでゆっくり冷える深成岩の「等粒状組織」を、実際の顕微鏡観察イメージや図解で視覚的にわかりやすく整理。また、流紋岩・安山岩・玄武岩、花こう岩・閃緑岩・斑れい岩の6種類に分類し、中間期末テストや受験に出やすいところも紹介しています。
火山灰などに含まれる小さな粒
鉱物は、マグマが固まってできた岩石に含まれる色や形の違う粒です。無色鉱物と有色鉱物の鉱物があり、白っぽい無色鉱物(白色鉱物)と黒っぽい有色鉱物に区別されます。
- 無色鉱物には、石英(セキエイ)、長石(チョウセキ)。
- 有色鉱物には、黒雲母(クロウモンモ)、角閃石(カクセンセキ)、輝石(キセキ)、カンラン石、磁鉄鉱。
火山灰に含まれる鉱物の観察の仕方
- 火山灰やくだいた軽石を蒸発皿に入れる。
- 水を加える。
- 親指の腹でよくこする。
- にごった水を捨てる。
- 水がにごらなくなるまで2から4を繰り返す。
- よく乾燥させてから、底に残った粒をペトリ皿に移す。
- 双眼実体顕微鏡で観察する
火山岩と深成岩のつくり
火成岩は、マグマが冷えて固まった岩石で、次の2つに分けられます。
- 火山岩…マグマが地表や地表近くで急速に冷えて固まった岩石。(例)流紋岩、安山岩、玄武岩
- 深成岩…マグマが地下でゆっくり冷え固まった岩石。(例)花こう岩、せん緑岩、はんれい岩
安山岩と花こう岩の観察

鉱物の大きさや形、集まり方から、つくりの違いを調べる。
<考察>
安山岩は、大きい鉱物が、粒のよく見えない部分の中に散らばって見える。花こう岩は同じぐらいの大きさの鉱物がきっちりと合わさっている。
火山岩と深成岩の特長

- 斑状組織…火山岩のつくり。大きな鉱物の結晶(斑晶)が粒のよく見えない部分(石基)に散らばっている。斑晶はマグマが地下にある時からすでに結晶として成長したもので、石基やマグマが地表近くに上昇して急に冷やされたために大きな結晶になれなかったものです。
- 等粒状組織…深成岩のつくり。同じくらいの大きさの鉱物きっちり組み合わさっていて、石基の部分がない。マグマが地下で長い時間をかけてゆっくり固まったため、鉱物がすべて大きな結晶に成長している。
冷え方による結晶の大きさの違い
<手順>
濃いミョウバンの水溶液をつくり、2枚のペトリ皿に入れる。
1つには湯に入れてゆっくり冷やし、もう1つは、水につけて急に冷やす。
<結果>
結晶は、湯に入れてゆっくり冷やした方が大きく成長する。
火成岩の色合い
- 無色鉱物が多いか火成岩は白っぽく、有色鉱物の多い火成岩は黒っぽく見える。
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