【中3理科】地球の公転と季節の変化の要点まとめ

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中3理科「地球の公転と季節の変化」についてまとめています。「地球の公転と季節の変化」に関して、季節による星座の移り変わりや季節の変化と地軸の傾きなどにもふれています。それでは、中3理科「地球の公転と季節の変化」です。

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地球の公転

地球の公転図解
地球の公転は、地球が太陽を中心として、そのまわりを1年の周期で回る運動のことです。北極側から見ると反時計回りで、自転の向きと同じ向きとなります。

季節による星座の移り変わり

地球の公転によって、同じ時刻に決まった方向に見える星座は、ほぼ一定の速さで移り変わり、1年でもとの位置に戻ります。(星の年周運動)。季節を代表する星座は地球から見て太陽とは反対方向に見えます。

  • 同じ時刻に見える星座…1か月で30°(360°÷12か月)、1日で約1°西のほうへ動いて見えます。

黄道

天球上での太陽の通り道。地球の公転によって、地球から見ると太陽は星座の間を動いていくように見えます。

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季節の変化

  • 太陽の南中高度の変化夏至の日にもっとも高く、冬至の日にもっとも低くなります。
  • 太陽の高度と光の量太陽の高度が高いと、同じ面積に受ける光の量がふえ、温度が高くなります。
  • 昼の長さの変化…夏至の日にもっとも長く、冬至の日にもっとも短くなります。春分、秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになります。
冬至 春分・秋分 夏至
日の出・日の入りの位置 もっとも南寄り 真東から出て真西に沈む もっとも北寄り
南中高度 もっとも低い 90°-観測地点の経度 もっとも高い
昼間と夜間の長さ もっとも昼間が短い 昼間と夜間がほぼ同じ もっとも昼間が長い

四季の気温の変化

太陽の南中高度の変化によって起こります。夏に気温が高くなるのは、南中高度が高くなり、さらに昼が長くなって、太陽が地面を照らす光の量がふえるためです。

季節の変化と地軸の傾き

地球は、地軸が公転面に建てた垂線対して、23.4°傾いたまま公転しています。このため、季節によって太陽の南中高度や昼の長さが異なり、季節を生じます。

公転面
公転する軌道の平面

<例>北緯35°の地点での南中高度

  • 夏至ころ…90°-(35°-傾き23.4°)=78.4°
  • 冬至のころ…90°-(35°+傾き23.4°)=31.6°
  • 春分・秋分…90°-35°=55°

以上が、中3理科「地球の公転と季節の変化」となります。星の動きや位置については、よく入試でも出題されるところです。また、地球の公転を理由にした記述問題も出されます。しっかり理解しておきましょう。

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