「セミロングホームルーム」は、学校生活のリアルな一場面を描いた作品で、中学2年の国語教科書にも登場する人気教材です。登場人物のやり取りや心の動きが中心となるため、読解問題では「気持ちの変化」「会話の意図」などがよく問われます。
この記事では、定期テストに出やすいポイントをおさえた予想問題と、解き方のコツをわかりやすく紹介します!
・登場人物を言動を確認すること。
・セミロングホームルームの題名の意味。
・セミはどうなったか。
セミロングホームルームの定期テスト対策予想問題
教科書の「竹内、先生の話、聞いてるか?~ようやく先生の言葉に従った。」までの部分を読んで次の問いに答えなさい。
問1.「監視しようという魂胆だな」とあるが、「魂胆」な適切な意味として、適当なものを次から1つ選べ。
ア 企み イ 本心 ウ 命令 エ 願い
問2。 黒岩先生が「うおっ」と言った理由を文書中の言葉を使って、書きなさい。
問3. 「三人との困り果てている」とあるが、なぜ困り果てているのか、文章中の言葉を使って三十字程度で書きなさい。
問4. 黒岩先生は、トリノをどう思っているか、「・・・している」に続くように、漢字2字で書き抜きなさい。
問5.「ばかばかしい考え」とあるが、どのような考えか。次の説明文の➊➋の( )に当てはまる言葉を、文書中の言葉を使って書きなさい。
問6 「私」から見た瀬尾くんの人物像を、本文中から九字で書き抜きなさい。
セミロングホームルームの定期テスト対策予想問題の解答
問1 ア
問2 (例)セミに気がついて驚いたから。
問3 (例)瀬尾くんの背中に止まっているセミをどうしたよいかわからないから。
問4 信頼
問5 ➊やや長い ➋セミの対処方法を考えている
問6 ガラスのように繊細
セミロングホームルーム(戸森しるこ作)のポイント
◆ あらすじ
教室内でのロングホームルーム中、瀬尾くんの背中にセミが止まるという出来事が発生します。語り手の「私」(竹内)と隣の席のトリノは、瀬尾くんに気づかれないようにセミを取り除こうと奮闘します。この一見些細な出来事を通じて、生徒たちの心情や関係性が描かれます。
◆ 登場人物と特徴
- 竹内(語り手):物語をユーモラスに語るひょうきんな性格。
- トリノ:気さくで仲間思い。瀬尾くんへの配慮が感じられる。
- 瀬尾くん:繊細で無口な性格。セミが背中に止まっても動じない。
◆ 作品のテーマと見どころ
- 日常の中の非日常:セミが教室に飛び込むという出来事を通じて、日常の中に潜むドラマが描かれます。
- 語り手の信頼性:語り手の「私(竹内)」の視点で物語が進行しますが、その語りには主観が含まれており、読者は語り手の信頼性について考える必要があります。
- タイトルの意味:「セミロングホームルーム」は、通常のロングホームルームよりもやや長い時間を意味する「セミロング」と、教室内に現れた「セミ(蝉)」を掛け合わせた言葉遊びとなっています。
「セミロングホームルーム」は、登場人物同士の関係性や心情の読み取りがカギになる作品です。読解のコツや予想問題をしっかりおさえておくことで、定期テストでも高得点が狙えます。ぜひこの記事を活用して、しっかり準備しておきましょう!
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