中学3年生の国語では、「和語・漢語・外来語」の違いや使い方の特徴がよく出題されます。「やわらかい印象の和語」「かたい印象の漢語」「カタカナ表記の外来語」など、それぞれの言葉の成り立ちや使われる場面を理解しておくことが、テストの得点アップにつながります。本記事では、これら3つの語種の見分け方や、よく出る問題パターンをわかりやすくまとめました。言葉の使い分けの感覚をつかんで、確実に得点を狙いましょう!
和語・漢語・外来語の定期テスト対策予想問題
次の(1)~(20)の単語をA和語・B漢語・C外来語・D混種語に分け、記号で答えよ。
(1)ヒーター
(2)こたつ
(3)厳冬
(4)ピンク色
(5)言語
(6)通り雨
(7)生ハム
(8)乗り切る
(9)言葉
(10)ぼく(自分のこと)
(11)ジーパン
(12)卸売り業
(13)桑畑
(14)菊
(15)てんぷら
(16)衝動買い
(17)自然
(18)歌留多
(19)桜前線
(20)イクラ
和語・漢語・外来語の定期テスト対策予想問題解答
(1)C
(2)A
(3)B
(4)D
(5)B
(6)A
(7)D
(8)A
(9)A
(10)B
(11)C ※ジーパンは、和製外来語(和製英語)です。ここでは外来語として区分。
(12)D
(13)A
(14)B
(15)C
(16)D
(17)B
(18)C
(19)D
(20)C
和語・漢語・外来語の違いや使い分け方
和語(わご)
- 特徴:もともと日本にあった言葉。
- 例:やま(山)、はなす(話す)、こわい、はやい
- 印象:やわらかく、親しみやすい。日常会話や感情表現でよく使う。
漢語(かんご)
- 特徴:中国から入ってきた漢字に由来する言葉。
- 例:登山、会話、恐怖、速度
- 印象:かたく、あらたまった感じ。説明文やニュース、論理的な文章に多い。
外来語(がいらいご)
- 特徴:主に英語など外国語をカタカナにした言葉。
- 例:テレビ、コンピューター、アイデア、バス
- 印象:現代的でカジュアル。新しいものや外国文化に関係した内容で使われやすい。
使い分けのコツ
「はなす」→ 和語、「会話」→ 漢語、「トーク」→ 外来語 のように、同じ意味でも語種によって印象が変わることも覚えておこう!
- 和語…和語は、大和言葉ともよばれ、もともと日本で使われていた語。
(例)歩く、大きい - 漢語…漢字の音読みが使われる語
(例)僕、生活 - 外来語…漢字の音読みが使われている(=漢語)以外で、外国語から日本語に取り入れられた語。
(例)ボタン、メモ - 混種語…和語、漢語、外来語が組み合わさってできた語
(例)粉ミルク、レポート用紙
和語・漢語・外来語は、言葉の響きや場面によって使い分けられる重要な語彙です。それぞれの特徴や成り立ちを理解することで、正しい使い方ができるようになります。定期テストでは語種の判別問題や適語選択がよく出題されるので、この記事で紹介したポイントと予想問題を活用して、しっかり復習しておきましょう!
コメント