中学理科では、物質の性質を理解するうえで「溶解度曲線」は欠かせない重要ポイントです。特に塩化ナトリウムとミョウバンの溶解度のちがいは、グラフの読み取り問題や計算問題としてよく出題されます。「温度によってどう変化するの?」「どこに注目して計算すればいい?」といった疑問を解決できるように、この記事では要点のまとめと練習問題をセットで紹介します。入試対策にも役立つ内容です!
塩化ナトリウムとミョウバンの溶解度曲線の練習問題
下の図は、塩化ナトリウムとミョウバンの100gの水に溶ける最大の質量(溶解度)と温度の関係を表しています。次の問いに答えなさい。
(1)温度が変化しても、溶ける量がほとんどかわらないのは、塩化ナトリウムとミョウバンのどちらか。
(2)60℃の水100gにミョウバン30gを溶かした。この水溶液を冷やしていくと、結晶が出てきた。結晶が出てきたのは、水溶液の温度が約何℃以下になったときか答えよ。
(3)60℃の水100gにミョウバンを溶けるだけ溶かした。この水溶液の温度を10℃まで下げると、約何gのミョウバンが結晶となって出てくるか。次からもっとも近い値を選び、記号で答えよ。
ア 30g イ 40g ウ 50g エ 60g
(4)今、ビーカーに100gの水を入れ、水温が50℃になるまで水溶液を加熱したあとで、塩化ナトリウム25g加え、すべて溶かした。このときの水溶液の質量パーセント濃度を求めよ。
塩化ナトリウムとミョウバンの溶解度曲線の練習問題の解答
(1)塩化ナトリウム
(2)約45℃
(3)ウ
(4)20%
塩化ナトリウムとミョウバンの溶解度曲線は、グラフの形や温度変化に注目すればスムーズに読み取れます。問題演習を通してコツをつかめば、応用問題にも自信を持って取り組めるようになります。この記事を活用して、苦手意識を克服し、得点アップを目指しましょう!
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