【中学歴史】安土桃山時代の要点まとめノートです。
安土桃山時代の要点
織田信長・豊臣秀吉の事業、貿易、桃山文化にふれています。
織田信長の政策
- 安土城(滋賀県)を築き、城下で楽市・楽座の政策。座や各地で関所(せきしょ)を廃止しました。
- 自治都市(堺)や仏教勢力(延暦寺、一向一揆)をきびしい態度で屈服させます。
- キリスト教の宣教師を優遇。
秀吉の政策
➊太閤検地
ものさしやますを統一し、田畑の面積や土地のよしあしを調べ、予想される収穫量を石高であらわしました。収穫高などは検地帳に記録しました。これにより、全国の土地が統一的な基準であらわされるようになりました。検地帳に登録された農民だけに、土地の所有権を認めます。
➋刀狩
農民や寺社から弓や刀、やり、鉄砲などの武器を取り上げれます。武力による農民の一揆を防ぎ、耕作に専念させました。自分の領地にいた武士は、大名の城下町に集められました。
➌兵農分離
武士と農民の身分をはっきりと区別しました。
日本でのキリスト教の広まり
キリスト教は、大名から民衆まで広まっていきます。やがて、貿易の利益に着目しキリスト教を保護する大名も現れます。キリスト教を信仰する人(キリシタン)は増えていき、キリスト教徒となる戦国大名もあらわれました。
<おもなキリシタン大名>
- 大友宗麟(1530~87)…豊後(大分県)の戦国大名
- 大村純忠(1533~87)…肥前(長崎県)の戦国大名、長崎を教会に寄進。
- 有馬晴信(1567?~1612)…肥前の戦国大名
桃山文化
織田信長・豊臣秀吉が政権をにぎった約30年間を、信長の安土城や秀吉晩年の伏見城(城跡がのちに桃山とよばれる)にちなんで安土桃山時代とよんでいます。そして、この時期に栄えた文化を桃山文化といいます。桃山文化は、新興の大名や海外貿易などで活躍する大商人らの気風を反映して、豪華で壮大な活気に満ちた文化です。また、仏教の影響がうすれ、南蛮文化の影響を強く受けるようになり、庶民の間にも広まっていることも特徴です。
- 城…安土城、大阪城、姫路城など壮大な天守閣を持ちました。
- 絵画…狩野永徳の唐獅子図屏風など
- 茶の湯…堺の商人千利休が質素なわび茶を大成させます。
- 民衆の文化…浄瑠璃が琉球(沖縄県)から伝わった三線をもとにつくられた三味線に合わせて語られました。出雲の阿国が始めたかぶき踊りも流行しました。
- 衣服…小袖(こそで)が一般的になりました。庶民の衣服は、麻から木綿に。
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