中学地理「三大洋と六大陸」についてまとめています。海洋は、大平洋・大西洋・インド洋が三大洋。太平洋が最大の海洋です。また、陸地(陸)は、六大陸と多くの島々からなる。ユーラシア大陸が最大。大陸とそのほかの島々からなるわけです。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、中学地理「三大洋と六大陸」となります。
世界の地域区分
地球を眺めると、六つの大陸と三つの大洋があることがわかります。地球の陸地には六つの大陸と多くの島々があります。また、海洋には、三つの大洋とそのほかの海があります。陸地と海洋の面積の割合はおよそ3対7です。
海洋(三大洋)
海洋(海)は、太平洋・大西洋・インド洋の三大洋と付属海とよばれる、日本海、地中海、東シナ海などの小さな海からなる。このうち、最大の海洋は太平洋である。面積は、約1.7億kmにもなり、地球の全陸地面積(約1.5億km)よりも大きい。この太平洋・大西洋・インド洋だけで全海洋面積の約90%をしめている。
大陸(六大陸)
大陸とは、とくに大きな陸地のことで、小さな島々は陸地ではあるが、大陸とはいわない。また、グリーンランドはかなり大きな島ではあるが、大陸とはよばれていない。
大陸は、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸の6つである。
最も大きな大陸は、ユーラシア大陸で、2番目に大きなアフリカ大陸の2倍近くある。オーストラリア大陸は1つの国からなる。南極大陸以外は、人が定住しており、それぞれの大陸で異なった文化が育まれている。
アジア州は、東アジア、東南アジア、南アジア、西アジア、中央アジアに分けられます。日本は、アジア州の東アジアに属しています。
南極大陸
南極大陸は定住している人がいないだけでなく、どの国の領土にも属していない大陸である。かつては、各国が領有権を主張していたが、1961年に発効した南極条約によって、各国の領有権が凍結された。現在は観測や研究目的で、日本、アメリカ合衆国。ロシア連邦など多くの国が基地を置いている。
地球の大きさ
赤道周囲は約4万km。7:3で陸地より海が広い。地球は球型というのが常識であるが、実は完全な球体ではない。赤道半径が約6,378kmなのに対して、極半径 (北極点と南極点を結んだ直線距離の半分)は約6,357kmで、赤道半径のほうが約21km長く、わずかに平べったい球体をしている。赤道の全周は約4万kmで、日本列島13個分の長さに相当し、時速250kmの新幹線で6、7日近くもかかる距離である。
地球の表面
地球を宇宙から眺めると、青・白・茶色・緑で構成されているのがわかる。青は海、白は雲と氷、茶色と緑は陸地である。これらを見比べてみると、青い部分が多いことが目につく。表面積を見ると、青い部分の海は約36億kmである。地球の表面積は約5.1億kmであるから、海は全体の約70%をしめていることになる。いっぽう、陸地の面積は約1.5億kmで、全体の約30%である。このように、海のほうが広いが、人類はせまいほうの陸地に住んでいる。
世界の国々の数
現在、世界には190をこえる独立国がある。今でこそこれほど多くの独立国があるが、かつては世界中の国々が 欧米諸国の植民地下に置かれていた。そのため、1920年に 設立された国際連盟の原加盟国は42か国にすぎなかった。しかし、第二次世界大戦が終わると独立運動などをへて、多くの国々が独立を勝ち得た。
色々な国名
- 自然がつけられた国名…アイスランド(ヨーロッパ州)は、氷の国という意味。
- 地域からつけられた国名…ケニア(アフリカ州)は、ケニア山という山の名に由来。
- 人名からつけられた国名…コロンビア(南アメリカ州)は、探検からコロンブスの名に由来。
- 特色からつけられた国名…エクアドル(南アメリカ州)は、国道を通る「赤道」という意味。
いろいろな国境
- 地形に沿った国境…国境には、山脈、川、湖など自然の地家に沿って決められたものが多い。
- 人間が考えた基準に沿った国境…目印になるのが少ない場合では、緯線や経線などに沿って国境を決めることもあります。
- 日本のように海に囲まれた海の上にある国を島国といいます。また、海に面しておらず、陸上の国境に囲まれている国を内陸国といいます。
面積の大きな国
- 第一位:ロシア連邦
- 第二位:カナダ
- 第三位:アメリカ合衆国
- 第四位:中華人民共和国
- 第五位:ブラジル
面積の小さい国
最も小さいのは、バチカン市国でイタリアのローマ市の中にあります。面積は、東京ドーム約10個分程度。そのほか、北海道の半分程度であるオランダやスイス、佐渡島(新潟)より小さいシンガポールなど日本より狭い国が多いです。
人口の多い国
最も多いのは中国で約14億人。以下、インド(約12億人)、アメリカ合衆国(約3億人)、インドネシア(約2億人)、ブラジル(約2億人)の順です。
独立国の定義
独立国とは、総督、領土、国民をもつ国のことである。建立国内にも国のような形をとっているところがあるが、それらはある国の植民地・自治領であったり、紛争地域であったりする場合が多く、地域とよばれることが多い。
台湾
例えば、中華人民共和国(中国)の南東の東シナ海に浮かぶ台湾は、もともと中国領であったが第二次世界大戦後におこった内戦で共産党に敗れ本土から逃れてきた 国民党が政府をつくり、そのまま治めている島である。中国政府は台湾を中国の一部であるとしており、多くの国々が独立国としては承認していない。
タヒチ
南太平洋に浮かぶタヒチは、フランス領ポリネシアに属するフランス外県で、独立国ではない。
パレスチナ
パレスチナは、イスラエルが占似しているヨルダン川西岸地区とガザ地区からなる。対立するイスラエルとの間で将来、独立国を建国することが合意されたが、たびたびおこる武力衝突のため、実現していない。
西サハラ
西サハラは、かつてスペインの植民地だった土地でサハラ・アラブ民主共和国(西サハラ)が独立を宣言したが、モロッコが領有権を主張している。北キプロス共和国・キプロス共和国の北にある。トルコ系住民が多いため、トルコが独立を承認しているが、そのほかに承認する国はない。
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